ゴールデンカムイ197話【本誌ネタバレ感想】追記|尾形が逃げたと知った杉元の挙動など

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尾形が逃げ出し反撃に出た最新話、明けて一日ようやく落ち着きを取り戻してもう一回読んでみたんですが、結構見落としがあった……。

落ち着いて見てみると、なるべく考えないようにしていたことなんかを意図的に見落としてしまっていたことに気づきました。私は杉元になにか「善」の部分を求めすぎてたんだな。

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「尾形が逃げた!」

尾形のベッドがもぬけの殻になっていて、これを見た杉元は目をらんらんと輝かせて「尾形が逃げた!!」「アシリパさん 尾形が逃げた!!」と叫び尾形を探します。

この時点で銃を手にした杉元に、私は初見時、このまま尾形を自分で殺そうとするのではないかと感じました。ただ、この時点では「尾形に聞かなければならないことが山ほどある」杉元は生かしておくだろうと思ったのです。

が、二回目読み返してみると自分の考えは甘かったなあと気づきました。

尾形がもうもたないと知って苦しむアシリパさんの様子を見た杉元は「なんとか助けられないか頼んでみる」とひとりで院内に入っていきました。

よく考えると、この時点で杉元は尾形にとどめを刺すつもりだったのですね。

そもそも、ロシア語が話せない杉元がひとりでどう「助けられないか頼む」のか。部屋の前でドアに手をかけているコマ、よくよく見ると杉元の左手は上着の裾を持ち上げていて、この時すでに銃剣に手をかけていることがわかります。

次のページで医師が倒れ尾形が消えた部屋を目にした杉元は驚いていますが、同時に尾形が自分で動いて逃げたことに喜んでもいるように見える

で、それを嬉々としてアシリパさんにすぐ伝えているのです。

これは言い換えれば、「アシリパさん、尾形が逃げた。あいつは動けるくらい元気だから安心して」とこういう意味ではないか?

この直前まで、悲痛な表情のアシリパさんを見ていた杉元は、このままアシリパさんを「尾形に致命傷を与え死なせた」者にしてはならないと思った。でも鯉登少尉は成り行きに任せるつもりでいるし、医師が言うとおりならこのままじっとしていても尾形が死んでしまうだけ。ならば自分の手でとどめを刺せば、「尾形を殺したのは杉元」になるではないか。

おそらく、冒頭の杉元の行動の意味とはこれだったのですね。

杉元としては尾形に問い詰めたいことぶつけたいこといろいろあるので、生かしておきたい気持ちはもちろんある。けれど、アシリパさんの気持ちの前ではそんなことはどうでもよくなってしまうくらいなんだとよくわかりました。

杉元、梅ちゃんよりも金塊よりも、アシリパさんを優先させると192話で判明したわけですが、ここまでとは……。

ここまでくると杉元ちょっとやばい。すでにやばかったけど、もし今後アシリパさんが自分の意思で「鶴見中尉に協力する」と言い出したらどうするんだろう。今の状態ではアシリパさんの意思を尊重できるとはとても思えないなあ……。

ここで杉元が部屋の中を確認せず尾形を探しに出るのはおかしくないか?とも思えますが、「危篤状態だと思った尾形が元気に動きだして逃げた」ことで頭がいっぱいだったと思えば、迂闊な行動も違和感はないように思えます。

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尾形とハサミは危ない

尾形、手術用のハサミを武器にして看護師を盾にしてますね。これも見落としてた。「そのケツアゴぐるっとケツまで切り裂いて全身ケツにしてやろうか」を思い出しますね。何言ってんのか、ネタなのかなんなのかわからなかったな……。

やっぱりハサミ持たすと危ないな。

あと、尾形の手術着?どういう構造なんでしょう。横から丸見えじゃん、とは初見時から思ってた。無精ひげは誰か手入れしてくれたのかしていないのか……。髪はギットギトだけど。

で、尾形の足の指はギリシャ型。亭主関白っぽいとかなんとか。性格云々は置いといて、魚の目とかタコができやすいみたいだから気をつけて。

兄様について

ところで、鯉登少年が兄のことを「兄さあ(あにさあ)」と言っていてふと思ったんですが、勇作さんの「兄様(あにさま)」は薩摩言葉のなまらないバージョンなんだろうか。

大河ドラマとか見てると薩摩の人ってだいたい「兄さあ」って言ってますよね。

「兄様」って「にいさま」と読んだり「あにいさま」と読んだりするらしいですけど、下のリンクによると「あにさま」って14%ちょっとなんですね。関係あるのかないのか……うーん。

“兄様”のいろいろな読み方と例文|ふりがな文庫
兄様(あにさん)とは? 意味や使い方 - コトバンク
精選版 日本国語大辞典 - 兄様の用語解説 - 〘名〙 (「さん」は接尾語)① 兄を親しみ敬っていう語。※洒落本・妓者呼子鳥(1777)三「げいしゃのあにさんは大かたていしさ」② 江戸の遊里で、引手茶屋や船宿のむすこなどをいう語。※洒落本・魂胆惣勘定(1754)上「あにさんとは、茶屋船宿の...

鯉登少年はのちに勇作さんに出会って、彼を「兄さあ」のように慕ったりしたんでしょうか。

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