文才がなくてもライターはできる?

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「ライター」というと、ずば抜けた文才がなければなれないんじゃないか、と思う方も多いと思います。

今回の記事では、ライターに求められるライティングスキルについて私の思うところをまとめてみました。

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文才って必要?

さっそく本題に入りますが、結論から言ってライターにずば抜けた文才は必要ないと思っています。もちろん、基本的な文章力があることは前提条件です。

ここでいうのは、たとえば小説家や詩人のような、想像を掻き立てるような情景描写、美しい表現力などはとくに必要ないということ。それがあったらあったでライターとしてプラスになることはまちがいないですが、「文才がないから」ライターになれないんじゃないかと二の足をふむ必要なないんです。

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言葉巧みに操るよりも、苦しまずに書けるか

じゃあ何が必要か。それは、ずば抜けた表現力よりも、文章を書き続けられるかどうかだと思います。

ライターってちょっとおしゃれなかっこいい職業に見えるかもしれませんが、実は業界ではもうずっと稼げない職業として有名。今は紙媒体だけでなくwebにもライターの領域は広がっていて、仕事の領域は広がったし需要はある職業ですが、問題は単価が低いことなんです。

ネットで「ライター募集」と検索してみればわかりますが、ライター初心者でもOKというメディアはごろごろあります。クラウドソーシングも広く活用され始めたことも大きいですね。それが悪いとはいいませんが、なかには1字=0.1円のような案件や、場合によってはそれ以下の単価のものもあります。

こんな条件の募集がたくさんあるのは、それでも請ける人がいるから。そういう案件は書くのも簡単なことが多いので、初心者にとってはやりやすい案件だというのもあるでしょう。

最低でも1字=1円の案件を持っていれば、正社員の初任給程度の月収を稼ぐことができます。ベテランwebライターさんの中にも1字=1円の案件を持っているという方も多いでしょう。でもそれはライターとして専業でやっていく上での最低ラインかと思います。

だから、ライターとして食べていくだけのお金を稼ぐには、文才よりもコツコツ書き続けられるかが大事なんです。決して稼げる職業ではない(もちろん実績をつめばそこそこ稼げるようになりますが)

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最低限必要なものとは

とはいえ、ただやみくもに文章を書けばいいというものでもありません。職業としてやっていくなら、最低限必要なものもあります。これくらいはあったほうがいいかな、と思うのは以下の3つ。

  • 語彙力
  • 読みやすい文章を書けるかどうか
  • レギュレーションに沿った文章が書けるか

語彙力

いかに文章を書くのが苦痛ではないといっても、言葉を知っているかどうかは結構重要です。
例えば、文章で何か伝えたいことがあるとして、それをどう表現すれば読者に伝わるか。自分の中に言葉をどれだけ蓄えているかで、自分が伝えたいことをそのままに近い形で相手に届けることができます。

言葉は意思伝達のための記号です。自分の考えていること、思っていることを記号に変換した時点で、ある程度は変化してしまうものであることは覚えておきましょう。

言葉って恣意的なものなんです。だから、言葉を多く知っている人とあまり知らない人では、自分の感情や考えを相手に伝えるスキルが異なるんです。言いあらわそうとする端的な言葉を選べなければ、相手が言葉を記号として受信したとき、それはあなたが思う半分も伝わらないかもしれません。

「語彙力がないかも……」と心配しなくても大丈夫です。たくさん本を読んで、わからない言葉があったら逐一調べるようにしましょう。それこそ、小・中学生のころの国語の授業であったような方法で。

ライターという職業を選ぶ人ってふしぎなもので、わからないことがあったら調べるということを自然とできる人が多いです。語彙力を鍛えるには、この日々の積み重ねです。「もうやってるよ」という人なら十分に言葉を蓄積しているはずです。

読みやすい文章を書けるかどうか

読みやすい文章を書けるかどうかというのは、要するに読者が文章を読んでいてつっかえてしまうことがないということじゃないかと思います。

いちばんよく言われるのが、「誰にでも理解できる文章を書く」ということ。大学のころに論文を書いててよく先生に言われたのは、「高校生でも理解できる論文をめざしてね」ということ。

大学って専門的なことを学ぶところですよね。だから論文も自分が吸収した難しい言葉や専門用語を使いがちなんですが、読む人に伝わらなければ意味はないんです。言い方は悪いですが、「バカでもわかる文章」はいい文章です。

もうひとつ気をつけたいのは、文章のはじめと終わりがちゃんとつながっているかどうか。

たとえば、

「私の趣味は、休日に家で映画を観ています」
「姉が歯を磨きながら『あの番組、ちゃんと録画してくれた?』と言われて、慌てて確認しにいった」

このふたつの文章、どうでしょうか。おかしいですよね。はじめと終わり、つまり主語と述語が対応していないんです。こういう文章をねじれ文というんですが、意外とよくあるミスなんです。

正しく直すなら

「私の趣味は、家で映画を観ることです」
「姉が歯を磨きながら『あの番組、ちゃんと録画してくれた?』と言うので、私は慌てて確認しにいった」

という感じです。

まだ短い文章なのですぐミスに気づきますが、長文になると気づかないことも多いです、時間をかけて考えながら文章を組み立てていると起こりやすいですね。

文章を書き慣れた人でも間違えやすいことなので、文章をあまり書かない人はなおさらです。これを無意識にやってしまうことも多いです。

ちゃんと読みやすい文章を書けるかどうか、これはある程度の知識を持っていながら、わからない人の立場まで数段降りていって説明できるかということです。

レギュレーションに沿った文章が書けるか

レギュレーションに沿った文章というのは、クライアントから指定される条件に沿った形で文章を書けるかどうかということ。

たとえば、表記について。「こと」を「事」とするかひらがなにするか、といった問題。基本的には、ライター業界でひらがなに開く言葉というのはある程度決まっています。わからなければ、「記者ハンドブック」を参考にするといいです。新聞記者も使うハンドブックで、「この言葉、漢字?ひらがな?」と迷ったときには便利な本です。改訂を重ねていて、今いちばん新しいのはおそらくこの第13版。古いものでも基本的なことはカバーできます。

こういう表記がクライアントごとに異なることも多いので、ちゃんとクライアント別にきっちり使い分けられるかどうかが大事です。

ほかにも、

      • 文章は○行を目安に改行
      • 画像は○字間隔で挿入
      • 見出しは○字まで
      • 文末に♪や!を使わない
      • ですよね、ではないでしょうか といった文末にはせず、言い切りの形にする
      • ですます調で書く

などなど、書き出せばキリがないほどの決まりがあるんです。これを頭に入れて書くというのはなかなか難しいことですが、慣れれば普通にできるようになります。

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書くことが好きで、継続できれば大丈夫

まどろっこしいことをごちゃごちゃと書き連ねてしまいましたが、結局は最初に言ったように、書くことを苦痛には感じず、楽しく継続して書ければ大丈夫です。

仕事で記事を書いていると「自分の思うこと」をそのままには表現できずに鬱憤がたまることもありますが、そういうときはこうしてブログにぶちまけて晴らせばいいんです。書きたいことを書くのも大事です。

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