広島県立美術館「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」を見てきました

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引用元:広島県立美術館
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10月12日、広島県立美術館で開催されている「ブリューゲル展」に行ってきました。

最近いろんな美術館・博物館でウェブレポーター・ウェブサポーター企画があるのは知っていたのですが、今回初めてその企画に参加してみました。要するに、ブログやTwitterでレポートするかわりにその日限定で特別展を見られるよ~、という企画です。

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「ブリューゲル展」の概要

2018年10月8日~12月16日まで開催中です。

概要はこんな感じ。

ピーテル・ブリューゲル1世は、聖書の世界や農民の生活などを描いて活躍した16世紀フランドルを代表する画家です。彼に始まり、以後およそ150年続いたブリューゲル一族の画業を、同時代のフランドル絵画を交えつつ、大半が日本初公開となる貴重なプライベート・コレクションにより紹介します。

広島県立美術館HPより

西洋美術史に疎い身としては(大学の教養科目で受けた程度の知識)、「ブリューゲル」は親子で画家だった、くらいの知識しかなかったのですが、特別展の副題にもなっている「画家一族150年の系譜」という言葉でブリューゲルが何代にもわたって活躍した画家一家であることを知った次第です……。

一族の系図はなかなかパッと見ただけでは覚えられなかったのですが、簡単にいうと、

父:ピーテル・ブリューゲル1世(1525/30~1569年)
子:ピーテル・ブリューゲル2世(1564~1637/38年)
子:ヤン・ブリューゲル1世(1568~1625年)
孫:ヤン・ブリューゲル2世(1601~1678年)
ひ孫:ヤン・ファン・ケッセル1世(1626~1679年)
ひ孫:アブラハム・ブリューゲル(1631~1697年)

父から始まり、ひ孫の世代までの作品が展示されています。

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「バベルの塔」は展示なし

ブリューゲルというと「バベルの塔」が有名ですよね。旧約聖書の「創世記」に登場する天までとどく巨大な塔をモチーフにした絵で、建設現場の人物ひとりひとりの細かい描写が特徴的なあの絵です。

この特別展にブリューゲルの「バベルの塔」はないのですが、それに影響を受けたであろう作品は登場しています。

「バベルの塔」を描いたのはピーテル・ブリューゲルですね。私、ブリューゲルの何が好きかって、お尻丸出しの人とかうんこしてる人とかが絵にたくさん登場するところです。「ウォーリーを探せ」とか「ミッケ!」の感覚で探してしまいます。

確か、数年前に東京・大阪でブリューゲル「バベルの塔」展があったと思うのですが、行った友人によれば小さいほうの作品だったらしいです。「バベルの塔」には大小2種類あるのですが、小さいほうでなおかつ作品を遠巻きにしか見られなかったというので、ちょっと残念だったのかな?

精巧な複製ではありますが、徳島の大塚国際美術館にも「バベルの塔」はあります。そこでは近づいて作品を見られるので、私は時間をかけてうんこしてる人を探してきました。

 

音声ガイドは石田彰

美術館の特別展って音声ガイドも魅力のひとつですよね。ブリューゲル展の音声ガイドを担当したのは『新世紀エヴァンゲリオン』などでおなじみの声優・石田彰です。

昔、『セーラームーンR』だったかな?敵にフィッシュ・アイという男の娘キャラがいたんですが、当時は女性が演じていると思ったその役がまさかの男性・石田彰。女の子でも違和感ないってすごいですよね。大人になってびっくりしたものですが、演じ分けには定評がある石田彰、音声ガイドでも落語のごとくいろんな人物を演じ分けて紹介してくれます。

音声ガイドは520円(税込み)。

私はひとりで美術館に行く際はだいたい利用します。パネルの説明だけでは補えない情報もあって勉強にもなるので。

 

風景画、農民の描写、静物画

ブリューゲルの作品は、風景や農民の描写が多いです。のどかな田舎の風景と働く農民、道行く旅行者の作品なんかが多いなと感じました。全体的に自然、写実主義という印象。

ブリューゲルが活躍したのはフランドル地方(フランス語ではフランダース地方)で、ネーデルラント(今でいうオランダ)あたり。位置としてはベルギーあたりといったほうがいいかもしれません。『フランダースの犬』の舞台で、ルーベンスで有名な地域です。ヤン・ブリューゲルはルーベンスと交流があり、共作もしています。

同じ時期のイタリア・ルネサンス絵画を見てみると全然印象が違うのがわかる。ルネサンス絵画ってなんとなく宗教画や神話なんかの寓意画が多いイメージですが、ブリューゲルの作品はそれほどでもない。もちろん今回の特別展にも宗教画や寓意画はあるんですが、それよりも人と土地に寄り添っている感じでした。

 

10月末まで一部作品撮影OK

10月31日までの限定で、一部作品は撮影することができます。後半の2つのひ孫世代エリアで、静物画が中心です。

実物を見るとめちゃくちゃ細かい。チューリップの毒々しさがすごい。

パッと見標本?と思ってしまうこの作品、大理石に描かれた虫やコウモリです。大理石に描かれた絵画なんて今まで見たこともなかったんですが、近寄ってみると透明感があって絵がよりくっきり鮮やかな感じに見えます。

金属に描かれた絵なんかもありますが、こういう素材はキャンバスよりも劣化しにくく保存に向いているとか。それ以上に堅牢なのが大理石です。

蝶々が嫌いなのであまりジッと眺めていたくはないんですが……。

 

ポスターやチケットのデザインにも使用されているピーテル・ブリューゲル2世
「野外での婚礼の踊り」は、ちょっとしたアニメーションつきの映像がありました。

音声ガイドにもフランドル地方の音楽が入っていて雰囲気が伝わりやすかったのですが、この陽気な感じがいいですね。花嫁はなんとなく浮かない顔なんですけど。

 

ミュージアムショップはベルギーグッズいっぱい

美術館ってじっくり見ると数時間かかったりして、20代のくせに後半は毎度毎度腰痛に悩まされるんですけど、最後まで見たあとのミュージアムショップが楽しみで頑張ってしまいます。ミュージアムショップってわくわくしません?ミュージアムショップ好きなので、家はいろんな特別展の図録だらけです。

マグネットとかお菓子とかもついつい買ってしまいますね。ブリューゲル展では図録は買いませんでしたが、マグネット付きの紅茶缶を買いました。

じっくり見るとベルギーのビールとかかわいいベルギー土産みたいなのとかたくさんあって、あれもこれも買ってしまいそうなので早めに切り上げました……。

 

ウェブレポーターをやってみて

ウェブレポーター企画に参加したと言っていますが、実は私、ボーっとしてて入口で普通にチケット買っちゃったんですよ。HPにはちゃんと「3Fまで来てね~」って書いてあるのに。

スタッフの方に聞いてみたら払い戻しはできないものの、用意されていたウェブレポーター用のチケットをいただきました。誰かにあげるか、もう一回自分で観に行くか考え中です。

ウェブレポーター企画は、ブログで紹介する前提で見るので、ちゃんと情報をインプットしようという気になれるのがいいかもしれません。勉強する気になれる。

また同じような企画があったら参加したいなーと思っています。

 

 

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