ゴールデンカムイ295話「ふたり」【本誌ネタバレあり感想】片割れとの再会

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ゴールデンカムイ最新話295話を読みました。
今回はじっくり杉元vs二階堂、物申す鯉登少尉です。

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二階堂の愛


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散弾銃、こっちのアングルからみると余計えっぐいですね。これでも動ける杉元すごい……。

しかし、二階堂は杉元を殺してバラバラにして、自分に見立てるつもりなんですね。自分の顔の皮をはいで杉元にかぶせ、自らは浩平ではなく洋平になるんでしょ?謎なのは、画だけ見るとこれ義手義足は洋平になりきった浩平ではなく、浩平に見立てた杉元のほうについてることですよ。そこまでバラして自分に杉元の手足くっつけて生きてられるとは思えないんですけど、浩平は「洋平」を五体満足な状態にしたかったのかな。ちょっと考えられないほどの愛ですよね。

戦闘シーンでは、ギャグのようだった散弾銃が飛び出してきたり、義手のなかのお箸まで役立ったり、有坂閣下大活躍です。お箸入れは無駄じゃなかった。

それほどの憎しみを込めて殺しにかかる二階堂に対して、杉元は「兄弟仲良く地獄で待ってろ」と言う。「地獄の特等席」とか、もう地獄に行く気しかない……。だから君はアシリパさんにきれいなままでいてほしいんだな。

義手義足があるとはいえ、やはり1対1では二階堂は圧倒的に不利です。元気な状態だったとしても誰がこの杉元に勝つんだよとは思うけど。

そこで二階堂最後の作戦、一緒に死んじまおう作戦です。なんと股間に手投げ弾仕込んでた……!

銃は男根のメタファーだとよく言いますけど、こないだの鶴見中尉のしぐさとか、この手投げ弾勃起スタイルとか、銃、手投げ弾を使ってその状態にあると疑似的に示されてるということで、戦場でそうなるこの人たちやっぱり狂ってるなあと思いますね。

二階堂は杉元を巻き込んでぶっ飛ぶことはできず、最後は自分の股間爆弾の爆風によって体が縦真っ二つになり(こんな下品な描写見たのはキングスマン以来ですよ)、ようやく洋平と再会できたのでした。左右どちらの浩平も、相手を洋平だと認識している。

※以下()内追記 28日23時時点

( 「浩平の体」を返せとも言っている。自分が浩平なんだか洋平なんだかすでにはっきりしていない。 作中、二階堂ほど体を失い続けた人物はいないと思います。最近マンスールが腕を吹っ飛ばされましたが、二階堂ほど欠損し続けるキャラクターはいない。「浩平の体~」という言葉といい、自身の失った耳を「洋平の耳」と認識して話しかけることといい、彼の中で結局洋平と浩平はひとつなんでしょう。失い続けた過程を見てそう思います。彼が失った「洋平」の中には、彼自身が失った耳、腕、脚も含まれる。だから、自身の体が縦ふたつに分かれた時点で、左右どちらの浩平にとっても「自分」ではないもう片方が「洋平」になるんです。)

すごく下品だけど、ずっと洋平を取り戻したかった二階堂にとって最後の瞬間はよかったんじゃないかな。

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どうする月島軍曹

場面変わって、函館湾。沈む艦船から脱出した兵もいる中、鯉登パパは艦に残ることを選んだようで、胸が痛い。息子の危機には私情を優先して行動し「生きちょりゃよか」と言った人が、自分の危機には公を優先して死んでいくってね……そもそも親子で鶴見中尉に従うと決めたのが私情だから、巻き込んで死なせた部下たちの手前、助かることを選択できないのはよくわかりますけど。

父の死を知った鯉登少尉もこれは黙って受け入れざるを得ないんじゃないでしょうか。

それでも、この金塊争奪戦で何も得られなかったとき、その時は黙ってないと鶴見中尉に伝えた鯉登少尉、立派ですね。本人を前にして「殺す」と断言はできなかったけど。

鯉登パパをどこまで利用しようと考えていたかはわかりませんが、 鶴見中尉も引き際はアッサリ。

でも、月島軍曹だけは離さない。

艦と最期を共にすることを選んだ鯉登パパの後にこれを見せられると、軍曹も義理を選ぶんじゃないかなと思ってしまいます。

それにしても、「私の味方はもうお前だけ」ってそんなこと言わんでよくない?こういうこと言っちゃう鶴見中尉、つなぎ止め方を熟知してる。

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コメント

  1. アシリパさん大好き より:

    こんにちは。

    二階堂、地獄で洋平と再会しましたね。寝る前にヤンジャンアプリであのシーンを見てしまい、しばらく寝付けませんでした。今更気付いたのですが、双子だから「二」のつく苗字だったのでしょうか?浩平と洋平。

    教会で盗み聞きして以来、「この人について行って良いのか」と鯉登少尉は自問自答し続けていましたが、遂に決断しましたね。これ以上、この人のエゴに部下を巻き込んではいけないと。鶴見中尉を倒すために、最後は杉元・土方連合軍に加わるのでは?ソフィアが黙ってないとは思いますが・・・。

    月島軍曹はどうするのでしょう?鶴見劇場を見届けるため、破滅覚悟で最後まで鶴見中尉についていくのか、それともエゴ草ちゃんまで利用して父親を殺させ、自分を取り込んだことへの怒りが爆発して鶴見中尉を見限るのでしょうか?もし、月島軍曹にまで見限られたら、鶴見中尉は孤立無援に陥りますね。

    それにしても・・・尾形と頭巾ちゃん、どこに潜んでいるのやら。

    • しゃかりき より:

      二階堂の真っ二つシーンはきっつい絵面ですが、あれ以外の死に方に救いはなかっただろうなと思います。
      この真っ二つの件、さっきちょっと記事に追記しました。

      月島軍曹が鶴見中尉を裏切るとしたら、本当に最後のギリギリになってからでしょうね。