ゴールデンカムイ最新話307話を読みました。
二週続けて泣いている。来週はお休みなんですが、いいんだか悪いんだか。
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前回の感想はこちら↓
不敗の牛山
ゴールデンカムイ 28 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
今回のタイトルが「ちんぽ先生」なのでアシリパさんの苦しみを余計感じてしまいます。アオリ文の「我が柔道。負けは死と同義である。」っていうのは結局どっちなんだ、と思わないでもないのですが、チンポ先生はアシリパさんを守り切ったし、誰にも負けてはいないですよね。
無事でいてほしかったんですけど、チンポ先生は一切の迷いなくアシリパさんを怪我させないよう手投弾を抱き込んだんでしょうね、あの様子は。
片腕は失われて、よくは見えないけど内臓もやられてそう。それなのに、いったいどんな精神力でそうしていられるのか不思議なのですが、最後の姿勢はしっかり柔道の礼法の正座なんですね。
この最期のときに思い出すのが家永の「あなたの完璧はいつだった?」という。
チンポ先生は「いま」だとつぶやきます。この言葉にはさっきも言ったようにアシリパさんを守ってこうなったことに一切の後悔なく、チンポ先生の信念を曲げなかったことの矜持すら感じます。チンポ先生は単純に「常に今が完璧」だと思って生きてきたんじゃないのかとも思うのですが、本人はそうでもなかったのかなあ。過去には後悔もあったかもしれない。
息を確認するアシリパさんはまた形を保っていられないほど溶けてしまう。ヒグマが出た騒ぎがなければどうなっていだでしょうね。
ところで、今回も誰かの死の場面に白石です。キロランケに、房太郎に、チンポ先生。いずれの死にざまもかっこいい。白石は網走監獄で杉元からアシリパさんを守る役目を託されて以来、こういった場面では杉元よりもアシリパさんと感情を共有できるところにいますよね。
こう続くと、白石って生き残るだろうなと思います。刺青の持ち主で生存しているのはこれで白石、岩息、門倉の3人(土方さんはどうなるか微妙なところですが)ですね。
月島の選択は無視無視!
爆発のどさくさで矢筒は軍曹に奪われ、鶴見中尉の手に渡ってしまいました。ヒグマを殺すための毒矢は矢筒にあるという言葉はなんか引っ掛かりますが、結局開けてみるまで権利書が入っているのかそうじゃないのかわからない。
その矢筒を鶴見中尉に渡したところで、鯉登少尉は月島軍曹を一抜けさせろと中尉に頼みます。月島軍曹って、前回のように「(鯉登少尉が)すごく大事」だと全身で叫ぶのに、口では絶対言わないし、自分からすすんで中尉と手を切って鯉登少尉の手を握ろうとはしないんですよね。進んで死にに行く。だから本人の主張なんて無視して強引に引っ張り上げてくれる鯉登少尉の存在ってなくてはならないものです。
しかし鯉登少尉がこう言った時の中尉の顔真っ黒で何も見えないけど、何を思ってるんだろうね……こわいね。黙って引いて行って、彼に残るのはもう尾形だけです。こっちを見て猫ちゃん。どうするの。
ヒグマVS
そんで、鯉登少尉びっくり。通り過ぎてゆく土方さんですよ。あそこで終わらないんですね……。先頭の「死番」だから迷いなくずんずんヒグマの前まで進んでいく。(ところでゴールデンカムイ版沖田はあんな感じなんですねえ)
そこにいるわけもない沖田、斎藤に声をかける土方さんの姿からは人斬り用一郎を思い出します。「まだまだ走る」ってそう思ってるのは間違いないんだろうけど、それは今ではなくて一番ギラギラしていたあの頃なんですね。
そういえば10巻92話にカムイコタンの昔話の人食い刀「イペタム(ムは小文字)」に触れていました。人を襲う妖刀はカムイコタンの底なし沼に沈められて戻ってこられなくなったという話ですが、土方さんは「では私は底なし沼から這い出てきたイペタムとなろう」と言う。
そのとおり、まるで亡霊です。まあ最初から悔いを残して死にきれなかった幕末最後の亡霊みたいな存在でしたが。
コメント
こんにちは。
またまたお邪魔しにきました。
第七師団その他大勢の兵士の皆さん、予想通り、ヒグマにやられたんですね。
アシリパを手榴弾から守って、家永を思い出しながら旅立った牛山。
チンポ先生、最期が凄絶でかっこよすぎでしょう・・・。
先週、目が死んでいなかった土方さんは、幕末の京都で斉藤勇と沖田総司を連れて、夜廻りをしていた時に意識が飛んでいますね。アシリパ、杉元、牛山に続き、ヒグマに勝つのかしら。
幕末に意識が飛んだ状態でイペタムと化した土方さん、鶴見中尉、鯉登少尉、月島軍曹、尾形を敵対していた薩長の武士として認識し、もうひと暴れするのでは。永倉さんが夏太郎を連れて馬で追いついたので、ガムシンも加わって闘うのでしょうね。土方さん、列車が一本木関門に到達したところで、永倉さんに看取られて旅立つのでしょうか・・・。阿仁マタギはどうなったのかしら。
五稜郭でアシリパが白石と2人でいた時に、権利書を丸めて筒状のものに入れたと記憶しているのですが、月島軍曹に奪われて鶴見中尉の手に渡った矢筒、平べったいですよね。もしかしたら、権利書は矢筒ではなく、別のものに入れていたのでは。だとすると、矢が何本か出されていたのは、「権利書は矢筒の中」と思い込ませる作戦だったのかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
土方さん、史実では銃弾を受けて死んだことを考えると、亡くなった土地だけでなく死因もそろえてくるのかなあという気がします。そうなると、近くにスナイパーがひとりいますね……。
こんばんは、遅れめにお邪魔致します。来週休載で、気抜けのちソワソワです、本当にもうなんて漫画なんだ…
土方さんがチンポ先生より長生きするとは。カケトモ確変中かゾンビ&バーサク状態か、この状態を何て言うのかとにかく凄すぎる。鯉登少尉は人生最驚の2度見だったでしょうね、びっくりしてる後ろで月島、既に気絶してる?(もうこのまま寝とき!)
しかしヒグマも頭をやられたとしてもすぐ倒れない生物。どうなる、というか、全てが同時進行でどう転ぶのか、屋根の上もものすごく気になります。尾形が見えないのが怖い…生きてるのか?
土方さん驀進でチンポ先生にもまだワンチャンある?と思いましたが、白石が看取り台詞を言ったということは、そういうことなんでしょうね。見届け人シライシ。最期をはっきり描かれてない谷垣や、頭巾ちゃんはまだ望みがあると思いたいです。
コメントありがとうございます。
チンポ先生、少し前にすごい死亡フラグをたてていた気がするので、もうだめでしょうね……。頭割られての土方さんのあの動きは本当にびっくりですが。カケトモたちといい、頭部の外傷って程度によってはすぐに死ぬようなことにはならないんですかね。致命傷には違いないでしょうけど。
谷垣は生きてると思いたいですよね。生まれてきた子を父親のいない子にしたくない(父子間の問題がある人物が多いからこそ)ですし。頭巾ちゃんは、今までの主要登場人物の死が丁寧に描かれていたのを見るとまだ望みがありそうですが、あの遠距離での狙撃戦も丁寧っちゃ丁寧なので、、どうでしょう。生きていてほしいです。