ゴールデンカムイ最新話247話を読みました。
土方に刺青人皮を見せられたアシリパさんは自分の考えが合っているかどうか確かめますが……
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満たしているものと満たしていないもの
ゴールデンカムイ 22 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
アシリパさんは土方さんと二人きりで刺青人皮を確認します。持っているのはそれぞれ16枚(土方)と3枚(アシリパ)。うち、土方陣営が持つ人皮の半数は素性がわからない不確かなものです。半分はかかわりのある人間から剥がした本物なので割愛します。
まずは江渡貝くんの家で発見された1枚。これは猫が引っ張り出してきたもので、偽物の可能性が高いけれどサンプルとして渡した本物という可能性もありました。が、アシリパさんのチェックにより、「満たしていない」贋作だと確認されました。(これはアシリパさんがそう確認しただけで、口に出してはいません)。
次に、茨戸編の取引の鍵となった1枚。これは最終的に尾形が手に入れました(どんなもんだい)。尾形が手に入れたという一点で「怪しい」とつぶやくアシリパさん。とことん信用がない。土方自身も皮の持ち主に面識はなく怪しい1枚であることに違いはありませんが、アシリパさんチェックでは一応満たしています。
続いて、油問屋で夏太郎が手に入れた1枚。これは蝮のお銀と稲妻強盗編の時の人皮ですね。これも剥ぐところを見たわけではないので怪しいですが、鶴見中尉も狙っていたということで土方さんは本物と睨んでいます。アシリパさんは「羽」を「は」と読むものと思って満たしていない、と考えますが、「う」という読み方もあると土方に教えられ、とりあえずは満たすものに分類されました。鍵は「ホロケウオシコニ」ですからね。
さて、怪しい人皮は残り5枚です。これは有古が鶴見中尉から奪ってきた(鶴見中尉に持たされた)もの。土方さんは、江渡貝邸にあった皮を剥いだ剥製6体と照らし合わせて、猫が見つけた1枚を贋作とするとこの5枚を合わせればちょうどつじつまが合うとして、残りを贋作と考えているようです。
土方自身、有古が鶴見中尉と完全に切れて土方陣営に渡ったとは当初から考えていませんでした。鶴見中尉は贋作をつかませて攪乱するつもりでいる。この5枚のことはそう捉えています。
しかしアシリパさんは懐疑的です。この5枚は本当に贋作なのか?「可能性は非常に高い」という土方の言葉を信じていいのか?
今回どの人皮の文字もはっきりと描かれていないので読者が選別することはできませんが、アシリパさんのチェックによれば5枚中3枚は満たされていない贋作。しかし残りの2枚は満たしている本物なのです。
鍵の「ホロケウオシコニ」に確信を持っていれば疑うことなく判定どおりに捉えればいいのですが、アシリパさんはこの時点で鍵が正しいかどうか確かめる、くらいの気持ちでいたのではないでしょうか。だから、確信が持てないのです。
今ここで鍵を教えろと詰め寄る土方。しかし、贋作によって乱されたアシリパさんはすべての人皮を手に入れなければはっきりと答えを出すことができません。
さてここで突然の鶴見サイド。はい、鶴見中尉は有古に持たせた5枚に本物を混ぜたんですって!!!!そりゃそうだ。
アシリパさんを敵陣営に奪われてしまったらスルスルと暗号解読に進まれてしまいますから、足止めのための攪乱ということでしょう。鍵どおり選別すればこれは本物だけど、でも土方は偽物っていうし、どれが正しいのかわからない……。アシリパさんは鶴見中尉の術中にはまってしまいました。自分が正しいと自信を持てなければ、鶴見中尉の登場までずっと「待て」状態です。
金塊を見つけたら何をする?
再会後、寺で宴会をする一同。頭巾ちゃんは言葉もわからない宴会メンバーよりも当然尾形に夢中ですから、どこかに隠れて尾形を待っています。杉元はそれを「猫よけ」よばわり(笑)
それぞれ酔っ払いながら、金塊が見つかったらどうする?という話に。発端はボウタロサンの問いです。夢の話するの好きだね海賊王。牛山は世界中から強いやつを集めて一番強いやつを決める試合の賞金にするそうです。ドラゴンボールか。でも実にちん○先生らしいいい夢ですね。
夏太郎は羊牧場をしたいと言いますが、白石は「羊の肉は臭いから失敗する」と一蹴。ジンギスカンというものがあってだな……
白石も夢を問われますが、遊郭に行くとかうまいものを食べるとか、いつも小金が入ったらしているようなことばかり。本当の夢は、何なのでしょうね。ゴールデントリオの中では一番ほかのふたりと結びつきが弱く、いつでもひとりでやっていけそう。そんな白石ですが、金塊が見つかったらどうするんでしょう。アシリパさんはアイヌのために行動するので、おそらく杉元はしばらくはアシリパさんのそばにいるつもりでしょうが、白石はどうするのか。なんだかんだなし崩し的にずっと一緒にいそう。そうあってほしいものですが……。
アシリパさんはここで有古と初めて会話し、父はアイヌを殺していないと信じている、力を合わせようとしていたのだ、とあの硬貨(ボウタロサンがもってたやつ)を見せて伝えます。有古の考えはやっぱりよく見えません。
探偵はまだ探偵をしている
さてさて札幌では、もう手がガビガビだというしこしこ探偵宇佐美くんがまだしこしこダウジングをしつつ切り裂きジャック(仮名)の足取りを追っています。「頑張れッ頑張れッ」って言ってるそれは自分の○んこに言ってんの?
「しこれどもしこれども捜査は進まざり ぢっと手を見る」
野田サトル「ゴールデンカムイ」247話/集英社より
詠む宇佐美の塀を隔てた後ろには石川啄木。宇佐美の歌を聞いて閃く啄木さん。これはあれ、「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」ですね。天才歌人・石川啄木の『一握の砂』の中の歌がこんなものから生まれたことにするなんて、なんてクソ……どこまで啄木をクズにするんだ……
メモって次の犯行現場はどっちだっけ?とか言ってる背後にウサミーーーーー!!啄木うしろ!
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