漫画『アシガール』12巻【ネタバレ感想】12巻で完結じゃなかった!まだ続くらしい?

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引用元:集英社
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漫画『アシガール』12巻がつい最近発売されましたね。

私はkindleで買っていて、購入予約をしていたので日付がかわると同時にダウンロードされていました。ただ、ドラマSPの最後と同じなんだろうなーと思っていたし、だったら内容知ってるし、あとでゆっくり最終巻を読もう、と思って昨日まで放置していました。

ところがどっこい!

終わらないんですね????

読み進めていて「最終話」という単語が出てこないなあと思ってたら、「あとがき」でなにやらまだ続きそうなことが書かれていました。びっくり。でもうれしいですね。戦国で暮らす唯と若君がまだ見れるのか……!

『アシガール』は、集英社の無料マンガアプリマンガMeeで読むことができます。アプリ内で毎日配布されるチケットを使って、またアプリ内の動画を見ることでボーナスコインを貯めて、基本的に無料で配信分全話読めます。もちろん、待てない場合は課金して読むことも。気になった方はアプリをチェックしてみてください。

 

2019年9月末時点では、12巻まで読むことができます。

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だいたいドラマと同じ展開

表紙はドラマの最後のシーンですね!かわいい。

こんなん見るから余計「最終巻だ」と思っちゃうわ……。本誌を追ってないから。

あとがきでも「ドラマスペシャルと同時に物語を終えようと思っていた」と書かれていて、12巻の内容はたしかドラマスペシャルと同時期に掲載されていたものだった気がします。

第81話までの内容についても、特に言うことはないかなあ。だいたいドラマと同じです。唯と若君は永禄4年に帰り、結婚。阿湖姫と成之も晴れて結婚。この二人についてはドラマよりも詳しく描かれていました。

阿湖姫と成之の結婚

唯と若君の帰りを待って祝言を挙げようとしていたところ、阿湖姫の兄(織田に敗れて下っていた)がやってきて、織田家臣と結婚させるから返してほしいと言ってくる。

阿湖は当然、成之と結婚するつもりでいたので「はやく私たちのことを説明してください」と思うんだけど、成之のほうは家が落ちぶれちゃってるし、こんな逃げるように縁戚を頼ってきた自分よりも勢いのある織田の家臣と一緒になったほうがいいだろう、とかまたジメジメしたことを考えている。

お前、そういうとこだぞ。

成之は決して悪い人じゃないんですよ。忠清をやっちゃおうとしてたけど。今は近くで弟の才覚を見て、むしろ尊敬すらしている。

このあたりから控え目になりましたよね。阿湖姫に関しても、積極的に接する感じじゃなかったし。

成之がそんなキャラなので、阿湖姫が動くしかないじゃないですか(笑)

阿湖姫、何を思ったか唯之助スタイルを参考にします。

夜中突如起き出して、走りやすい格好になって(ここは唯之助を参考)、「今宵 私と共に逃げて下さりませ!!」と懇願します。ここから話し合って、成之も折れて「じゃあ明日父上たちに報告しましょうか」、となるんですが、阿湖姫の最初の一言が声デカすぎて城中の者が聞いていたというオチです。

成之パッパも阿湖姫のお兄ちゃんも「そういうことならなぜはっきり言わないの?」とあっさり許してくれます。この漫画のいいところは、悲しい思いをする人がいないところですね。悲恋がない。

こうして二人は唯たちを待って結婚することになります。

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その後、現代では

唯と若君が戦国へ行った後、現代では唯は結婚して海外へ行ったことになっていました。まあ、失踪したことにするよりいいか……。

そこに唯の高校の歴史の先生、木村先生が訪ねてきます

羽木家のことで驚くべき発見があった、と言って出したのが、若君の父・忠高が名を改めて御月忠永になったという書物の断簡です。

これで、もしかすると御月家の家計図にある忠永の子・清永は若君なんじゃないか、ということになる。まあ唯の家族は若君が永禄四年に黒羽で亡くなっていないことを知ってますからね。

唯、めちゃめちゃ子沢山

家系図を見ると、清永の妻はひとり。女(天野氏)という人です。この時代、家系図に女性の名が記されないのは仕方のないことですね。唯は天野家の娘になっている(母君が天野父と結婚したので)ので、当然これは唯ということ。

ここで笑ったのが、清永と女の間にはなんと4男3女、7人もの子どもがいるということです。ここはドラマでも描かれなかったところで、現代から唯と若君のその後がうかがい知れるといううれしい場面でした。

まあ、家族としてはちょっと前に結婚したばかりのふたりに7人も子どもができると知った心境は複雑ですね(笑)

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夫婦になった唯と若君のその後

ココハナ本誌を追っていないのでわかりませんが、今番外編を連載中?のようで。

あとがきにもある通り、まだまだ夫婦になったその後のふたりが見られるとわかってうれしいです。

どっちかっていうとドラマで知ったファンが多そうな作品ですが、原作もドラマを応援していて、一緒にラストを迎えられるようにしてくれたり、いい作品ですね……。最初はNHKでアシガール???ってびっくりしたけど、蓋を開けてみればものすごいヒットだった。本当にはまり役でしたね~。

あとがきに「悲しむ人のいない終わり方を目指した」と書かれていましたが、ほんとうにそうだった。別れた家族はそりゃ悲しいけど。森本梢子作品はこうでないと。コメディがいいんです。

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