ゴールデンカムイ第193話を読みました。
ちょうどいい区切りのようだったので、このまま鶴見陣営に切り替わるかと思ったらまだ樺太続いていました!うれしい。
今週は17巻発売直前で、巻頭カラーで豪華。今回は冒頭からギャグ一直線、ちょっと意味深テーマありです。
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前回の感想はこちら↓
「悪いことをするやつは自分を見られるのが怖い」
エノノカちゃん、ニヴフのおじさん(ニヴフ語)→ヘンケ(アイヌ語)→エノノカ(日本語)通訳で、ニヴフの昔話を聞かせてくれます。
「ばけもの川」という話。
男が川で魚を取って焼いていたら、人が近づいてくる足音が聞こえた。だから男は全裸になり、焚木の墨を左右の尻に塗って目を描いた。男は化け物が来る方向に尻を向け、股の間から見ていた。化け物はその大きな目を見て怖がり、逃げていった。
全裸になるところで「なんでだよ!」という杉元のツッコミが入ります。まあ脈絡なく脱ぐのはさすがに笑う。
杉元は「この話に教訓があるとしたらなんだろうね」とアシリパさんに振ります。
すると結構まじめな答えが返ってくる。アシリパさんは、
「悪いことをするやつは…自分を見られるのが怖い」
と答えます。
こういう何かを突いていそうなたとえ話が出るとどうしても尾形のことかと思ってしまう。アシリパさんの背後には尾形が寝ている(気がするし)。
尾形が自分を見られるのが怖いと思っているかどうか。どっちかというとそんなこと気にしてなさそうですが、自分の内面を人に知ってほしいとは思ってなさそう。
ついでに、スナイパーの尾形は基本、敵に見えないところから狙撃しますよね。狙撃手同士の戦いなんてそりゃ見られたら一巻の終わりだし。
尾形のことかな、どうかな、と思いつつ、ちょっとよくわかりません。このテーマはむしろ193話の後半に関わっているようです。
杉元・白石・アシリパさんのトリオが和む
今回は久々にこのトリオが気を抜いてネタに走っていて和みました。
白石はニヴフの昔話が終わったところで「オシッコしてくる」と外に出ていくんですが(ほんとによくオシッコが出るね)、その間、アシリパさんは杉元に「お尻出せ!!」と言い、杉元の尻に昔話と同様に焚き木の墨で目を描きます。
「え?」と言いつつ素直に従う杉元、相変わらずアシリパさんに絶対服従。ツッコミ不在の世界……。ちょいちょい映り込む鯉登少尉と谷垣がもの言いたげでそれがまた笑える。鯉登少尉なんかものすごいまじまじと見てるし、仲間に入りたいのか?
「シライシを驚かそう」
とドッキリを仕掛ける二人。外から帰ってくる気配に、杉元は戸の前に尻を突き出して待ち構えます。そのポーズもう、もう……けっこう真顔でまじめにやるもんだからツボる。
そして相変わらず杉元の股の間のそれ、控えめですね。前回、前々回の菊田、有古からの落差が激しい。
ところが、戻ってきた白石も尻に目を描いて尻から入ってきました。お前もか
「あ……かぶった」
こんなことに興じられるうちは平和です。谷垣、鯉登、月島軍曹の真顔がしんどい。鯉登、まざりたいの?
谷垣は知り尽くしてるだろうけど、鯉登、月島軍曹、そうです。彼らはこういうやつらです。
菊田・有古の立ち位置は
さて、場面変わって登別温泉。また打たせ湯中のキャッキャ二階堂、そして四つん這いの菊田さん。菊田さん、それは尻に当ててるの?やっぱり変態なの?
菊田は、囚人の刺青はどんな模様なのか教えてくれ、と二階堂に尋ねます。さっきまでキャッキャしていた二階堂はスンとして「見たことない」と答える。
一筋縄ではいきません。菊田、あまり鶴見中尉と近い存在ではないのでしょうか?
教えてくれないので、有古とともに独自に調べます。有古はアイヌの村に聞きこみ。
「宇佐美たちに遅れをとっちまってる ナメやがってアイツら…」
「鶴見中尉殿とまたお供するには何か手土産が欲しいところだな」
という言葉から、もともと鶴見中尉に近しく、怪我で離れてしまってから情報が遅れた、とも取れますが、探るために近づきたいのかもしれないし、どの立場にいるのかイマイチわかりにくい。敵なのか味方なのか。
トニアンジは菊田と有古の始末にとりかかる
トニアンジのほうもまだ宇佐美、二階堂の部屋で按摩をして情報を聞き出しています。しかし、トニアンジの仲間らしい按摩さんのひとり、なんか尾形に似てない!?生え際と眉毛よ……
トニアンジらは自分たちを探る菊田と有古が邪魔なので、さっさと消してしまおうと相談しています。おだやかじゃない。トニアンジは新月にやろうと言いますが、うっかり刺青を見られてしまったのは自分なので、お前の落ち度だと言われればさっさと動くしかない。
山で下駄男を待ちぼうけする菊田と、アイヌの女性から「あれは刺青だ」と聞き出すことに成功する有古。
新月ではなく月はまだ半分出ていますが、トニアンジは仲間にせかされて計画を早めたのか。
あえて明かりをつけて現れ、相手が近づいてきたところで消して暗闇に眼が慣れない間に仕留めようとしたトニアンジ。しかし菊田は眼帯をしており、攻撃をかわされてしまいます。
病人がつける眼帯。今回の途中あたりに眼帯をつけたモブっぽい人が登場していましたが、あれはただのモブではなかったらしい。そこからヒントを得ていたとしたら、菊田さんはもしや下駄男は眼が見えないと気づいてた?それとも単に暗闇で動きやすいようにするためでしょうか。
「てめえら全員見えてるぜ」
という菊田の一言で今回は終わりです。
「 悪いことをするやつは、自分を見られるのが怖い 」
これはトニアンジにつながる言葉だったようです。しかし、やっぱり敵に知られないところから攻撃する、というあたり、トニアンジも尾形も同じのような……。
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