ゴールデンカムイ275話「東京愛物語」【本誌ネタバレあり感想】ノラ坊の任務

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ゴールデンカムイ最新話275話を読みました。

杉元と勇作さんのつながりとはこれいかに……?と妄想力を膨らませた一週間、想像のはるか先をゆく公式……。

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ノラ坊と菊田さんの出会い


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父親を看取り、ひとり東京へ旅立った杉元。結構都会の旅を楽しんでたみたいです。でもあの暴れん坊ぶりは戦争で身についたものでなく生来のものだったようで、さっそく陸軍士官候補生大勢を相手に暴れ散らかす始末。こりゃあの性質だけは永遠に変わらないだろうなあ……。あれだけ両手両足がばらばらの動きできるならドラムでもやればいいのに。

そこで出会ったのが、当時第一師団所属で軍曹だった菊田さんでした。食料で野良犬のような杉元を手懐けた菊田さん。

「ノラ坊」って、「野良坊菜」からとったようです。西多摩や埼玉あたりで栽培されている江戸東京野菜。なんでも耐寒性に優れていて、天明・天保の大飢饉から人々を救った生命力が強い野菜とか。なるほどあの杉元を表すのにぴったり。

勇作さんを救え!

菊田さんがただ厚意で杉元を助けたとは本人も思っていません。「何して欲しい」と問う杉元に、菊田さんは「花沢勇作の替え玉になって見合いをしろ」と言います。早い話が、聯隊旗手にさせられようとする息子の命を守りたい母が見合い相手に「息子の童貞を奪え」とけしかけてるから、替え玉を用意して勇作さんの童貞を守ろう!えいえいおー!というわけです。

まさか公式で股間を押さえる勇作さんの図を見ようとは……。

これまたあのゲン担ぎ関連の問題ですね。童貞じゃなくなって、あわよくば妊娠でもすれば軍隊を出て結婚相手の事業に……というのが勇作母の目論見。父は師団長としての体面があり、軍の士気が下がるような妻の企みを外に知られるわけにはいかないので、信頼できる筋から菊田さんに「童貞を守れ」との命令が下ったというわけです。

それで、見合い相手の女性のほうも、財閥令嬢で家族女学校に通っていて、いまだ結婚相手が決まらず「行き遅れ」の烙印を押されそうで焦っているので、何としてでも勇作さんをモノにしようとするだろう、と。

令嬢の行き遅れ云々は「はいからさんが通る」とかあらゆる明治大正作品で見てきたことではありますけど、本当に不自由なものですね。誰と結婚するかも世間体を気にして、なかなか決まらなければまた世間体を気にして、かといって自分では何一つ選べない。雁字搦めです。そのあたりは令息も同じでしょうけど。

最新刊の加筆修正を見た感じ、尾形が勇作さんを殺したのは「父親の愛を確認したい」というより「勇作さんと(も)自分と同じだと確認したい」、勇作さんと同一になりたかったのだと思うのですが、そうまでしてなりたかった勇作さんが幸せだったかどうかは……。父からも母からもいろいろ押し付けられて、そこに自分の意思が入り込む余地もなさそうです。尾形が「勇作さんに与えられている愛」と見ているものは、勇作さんにとって「愛」だったかどうかわからない。今回より一層そう思いました。

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マイフェアレディ

菊田さんは杉元の顔の良さに目を付けたようです。「ノラ坊の顔には品がある」。品がある……品がある…………。

このころの杉元には傷もなくて、確かにすずやかな顔ですからね。

ここでちょっと菊田さんの回想が入るのですが、ノラ坊に渡した軍帽は弟さんのもの?みたいです。亡くなったっぽい弟を杉元に投影しているのでしょうか。そして杉元も、亡くしたばかりの父を菊田さんに見ていたりするのか。

さて、見た目はきっちり装えば簡単にいいとこのおぼっちゃんに偽装できますが、所作はそうもいきません。来たる見合いの日に向けて、菊田さんによる食事マナーレッスンが始まります。和製マイフェアレディ的な……。

厳しいレッスンを終えて迎えたお見合い当日。帝国ホテルにて、食事はまさかの洋食でした。これはモクタロウ大誤算!和食マナーのレッスンしかしていません。出されたエビフライに杉元は両手にフォークで挑んでしまい、早くも失敗の予感。

前に杉元が「東京でエビフライ食べた」話をしていましたが、菊田さんにごちそうになったのかと思えばこういう事情だったのですね。いや、菊田さんに食べさせてもらったと言っても過言ではないとは思いますが。

しかしお見合い相手の金子花枝子嬢、菊田さんは「性格のキツさが~」とか言ってるけどいい人だと思うよ……。カエコ嬢のはいからさんが見たい。紅緒さんみたいな人に振り回されてそう。見たい。

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