ゴールデンカムイ199話「坂の上のロシア領事館」【本誌ネタバレ感想】まさかのギャグ回、吹っ飛ぶ鶴見中尉と鯉登父

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音之進が誘拐されたまま一週あき、シリアス回だと思ったらまさかのギャグ回でした。今回はついに誘拐犯たちの居場所を突き止め、音之進くん救出へ!

初っ端からあんぱんで笑わされた……

それにしても、今回のタイトル「坂の上のロシア領事館」って「坂の上の雲」なの?「崖の上のポニョ」なの?どっち……雰囲気的にはものすごくポニョですよ。

前回の感想はこちら↓

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月寒あんぱん、賞味期限切れてた

冒頭からこれです。「まさかの賞味期限切れ…!?最悪、消費期限切れ!?」というアオリ。

誘拐犯が音之進に食べさせようとしていたあんぱん、戸棚に放置されていてかなりやばかったらしい……。

誘拐犯、

「これはどこにあった?」「食べるな!」「かなり古いものだ」

野田サトル「ゴールデンカムイ」199話/集英社

と律儀にロシア語で会話し、音之進のお腹の安全を守ってくれる。

アレ、結構優しくないですか??

でも音之進くんひと口食べちゃった……遅かったですね。

誰かはまだわからないですが、二人いる犯人のうち音之進の世話をしている方(白ハット)はおっちょこちょいなのかな。

国のために死ね

前回から、鯉登父は「国か息子か」という選択を迫られたら迷わず国を選ぶと言っていました。

ようやく待ちわびた犯人からの電話。応対はロシア語を話せる鶴見中尉が担当しますが、父は「自分が音之進に直接「国のために死ね」と言って聞かせる(※実際は薩摩言葉です)」と断言。

そしてその言葉どおり、電話口に出た息子に向かってはっきりと言う。

音之進 お前は助けん 国のために」

野田サトル「ゴールデンカムイ」199話/集英社

覚悟していた音之進。

「兄さあのような息子になれず申し訳あいもはん」

野田サトル「ゴールデンカムイ」199話/集英社

これは、軍人になる前に死んで役に立てないことを言っていると同時に、父の期待する息子にはなれなかった(期待されているとも思っていなかったかもしれない)ことを詫びているように思えます。

199話のなかでもっともシリアスなシーンといっていい場面。ここでも白ハットさんは優しい。電話口で頭を下げる音之進の心に寄り添うように、背中をなでなでしている……。

ここのコマで黒ハットさんのほうがなんか頷いてる?首傾げてる?呆れてるの?

生まれてこなかったものと考えてほしい、という息子に、鯉登父は何を思ったのでしょう。ここで息子の命を諦めているようにはとても見えません。

と、ここで音之進の反撃!

海老反りになった音之進の頭は白ハットさんの顎に直撃。電話口の様子からするとめちゃくちゃ痛そうです。

やっぱり音之進もただ黙って死ぬつもりはないらしい。

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誰よりも先に走り出した父

頭突き攻撃で敵が慌てふためいている間に、鶴見中尉は相手の位置の特定に動きます。場所は陸軍の訓練所五稜郭の中にある場所でした。

さっそく馬で現地に向かおうと動く鶴見中尉。そこまでは6kmあるので、走っていける距離ではない。ただ、鯉登邸は高台にあったのか、馬が坂道を怖がって走らない……。

函館といえば確かに坂ですよね。八幡坂とか。

時間が惜しいのに馬が動かない……そういえばいいものがあった!あれです、ドディオンブートンです!(笑)

と鶴見中尉が振り返ったところへ、とんでもない勢いでドディオンブートンに乗り現れた鯉登父。ちょっと前まで電話の前に座り込んで何かを考えている様子でしたが、やっぱパパは動いた!

国のために死ね、とは言った。息子の反応も実に軍人の子らしいものでした。でもどこかで「助けてほしい」と言ってほしい気持ちがあったんじゃないか。子どもが一ミリも「助けてくれる」と期待しない親。この立場では仕方のないことですが、なんか悲しい。父の本音もそんな感じなのではないでしょうかね?歯がゆさ、ままならなさを感じたように見えました。

ドディオンブートンにまたがって「音之進ッ!!」と歯を食いしばる姿からは、そういう悔しさも見えます。まず第一にこのまま死なせていいなんて思ってないことがよくわかる。

鶴見中尉、ドディオンブートンは二度目ですから、ヒラリと飛び移って二人乗り。慣れたもんですね……。走行中の三輪車に飛び乗るってすごい。

坂道を下ってカーアクション

さて、ここからはマジのギャグです。

坂道を下るドディオンブートンは飛び跳ね、地に着くたびに鶴見中尉は振り飛ばされないように鯉登父のサスペンダーをガッシリつかむ。スマートな顔してますが、子どもの遊びみたいな光景です。

追っ手から逃れ角を曲がり(遠心力で飛ばされないよう地に顔がつきそうなほど傾く二人……連携がすごい!)、鶴見中尉は鯉登父を抱きすくめるような形で背後の敵を銃で攻撃。

敵を倒したところで、そっちに気をとられていた鯉登父、前方不注意です。

前方を横切った路面……馬車?に激突。

その衝撃でドディオンブートンは木っ端みじんになり、鯉登父はハンドルと前輪だけになったドディオンブートンをつかんで両足をシャカシャカ、鶴見中尉はうしろへ吹っ飛ばされます。

おっと魔女宅かな??

マンガ的オチに笑ってしまいました。マンガですけど。

奉天会戦の前なので鶴見中尉のおでこはまだ無事ですが、こんな事故起こしておいてよく無事だったなあ……。

吹っ飛んだ鶴見中尉をそのままに、鯉登父は前輪がついたハンドルを握ったまま自分の足で走り出します。見ているのは音之進のみ。

音之進、愛されてるなあ。

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