「である/だ」調、混在してない?卒論で気を付けたい文体について

文章表現
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8月に入りましたね。

ほとんどの大学ではそろそろ卒論を執筆する段階に入ったのではないでしょうか?

私も夏には着手していた記憶があります。

さて、ここで紹介したいのは、「である」「だ」調の使い分けについてです。「です/ます」と「である/だ」を使い分けなければならない、同じ文章内で混在してはならないことは誰もが知っていることかと思いますが、実は論文では「である」と「だ」も混在してはならない文体だとご存知でしょうか?

私は卒論の下書きを添削してもらう段階で初めて知りました。

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「です/ます」調と「である/だ」調の使い分け

もうこの使い分けをいつ習ったかはあまり覚えていないのですが、小学校の段階ではまだ作文を「です/ます」で書いていた記憶があります。

あのころは使い分けについて意識していませんでした。

いつごろから意識するようになったか。これは作文ではなく、レポートなどをまとめる機会が増えてからではないでしょうか。小学校高学年あたりでは使い分けていたように思います。

というわけで、作文は「です/ます」、レポートなどは「である/だ」で書かなければならない、という意識は多くの人が大人になるまでに身に着けている情報ですよね。

間違っても、大学のレポートを「です/ます」で書く人はいないでしょう。それくらい世間一般で浸透している認識です。

では、「である/だ」はどうでしょうか。

「である」と「だ」調、使い分けてる?

レポートの段階で指摘されることは少なく、また卒論のように世に出ない論文でも指導教員から指摘されることが少ないかもしれません。

実は、「である」と「だ」は混用してはならない文体です。

論文やレポートを書くとき、みなさんはきちんと区別しているでしょうか?

私も混用してはならないということを論文の指導担当であるゼミの先生から聞き、論文添削の段階で指摘されました。

恥ずかしながらそれまで知らなかったんです。

ただ、多くの人も私と同じ認識だったのか、世に出ている小説はもとより、論文をみても混在していることが多いです。

だったらいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、公用文などはこういった制約に関して厳しいです。将来的にそういう文章を書かないとも言い切れませんよね。

たとえ卒業論文で世に出ることはないといっても、きちんとした文章を書こうと思うのであれば守りたい部分です。

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具体的には?

気を付けたいのは、文末だけではありません。

文末を「である」と言い切る形にしている人は多いですよね。論文の文末を「だ」にすることは少ないのでは?

注意したいのは、「だろう」や「だから」などの表現です。

気を付けていなければ、

~である。だからこそ……
とこんな感じで「である」調と「だ」調が混在した文章になってしまいます。
論文は「である」調でとことん統一
  • だ → である
  • だから → であるから
  • だろう → であろう
  • ないだろうか → ないであろうか
執筆段階でも充分意識し、書き終わって推敲する段階になったらチェックするようにしましょう。

補足:「のである」の扱い

ついでに補足しておきます。

論文を書くとき、「ではないだろうか」のように結論を疑問形で終えるのはよくないとされていますよね。

でも、「のである」という表現もあまりよくないとされています。

絶対に使うなというわけではありませんが、あまり何度も文中に登場するようでは印象がよくない。評論などで使用するぶんにはいいかもしれませんが、評価の対象である卒業論文などでは避けたい表現です。

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まとめ

卒論執筆において気を付けたい文体について紹介しました。

「である」調と「だ」調の区別については、意外とできていない人が多いです。私のように指摘してくれる人がいればいいですが、指摘されないままでいる人は多いでしょう。

クオリティの高い論文を執筆するためにも、こういった簡単にできることこそきちんとクリアして臨みましょう。

論文は内容が優れていることが第一ですが、文章がよければ読み手に不快感を与えず、読みやすい文章として評価されます。

自分の論文やレポートも一度チェックしてみてくださいね。

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