ゴールデンカムイ224話「支笏湖のほとりで」【本誌ネタバレ感想】砂金の先に海賊房太郎

ゴールデンカムイ 最新話ネタバレ感想 エンタメ
スポンサーリンク

ゴールデンカムイ最新話224話を読みました。

先週触れるのを忘れていましたが、先週の時点で新たな囚人の名前が明らかになっていました。海賊房太郎(本名:大沢房太郎)です。土方陣営で名が挙がったこの海賊、杉元陣営でも彼に接触するために動き始めます。

ところで今回の扉絵は巻頭カラー尾形ですが、本編には登場しません。「必中便」って元ネタなんだろう……便って、うんこ?

ゴールデンカムイ最新話はヤンジャンの無料アプリヤンジャン!で発売日の0時からすぐに読むことができます。毎日ゴールドを貯めれば基本的に無料。また、待てない場合でも一話60ゴールド(60円)で読めます。

ネットに転がっている転載漫画を読むよりは、公式にお金を落としましょう(読者には無料でも、動画再生広告などで利益が出る仕組みです)。

\無料アプリをダウンロード/

ヤンジャン!アプリで読む

前回の感想はこちら↓

スポンサーリンク

白鳥を味わう

先週は尾形がオオハクチョウを捕まえて鍋にしていましたが、ところ変わって杉元陣営でも白鳥を料理しますよ。場所は石狩平野北部の雨竜川。

アシリパさんは冗談で「ふわっと捕まえる」と言っていましたが、やはり捕まえる方法は首を棒でぶっ叩くというもので、わりと簡単。夜、焚火の光に目がくらんで近づいてくるところを狙うのだそう。

杉元は平太師匠の攻撃で左腕を骨折しているし、簡単に捕まえられるものがちょうどいいんでしょうね。でも頭巾ちゃんいるはずだけど……。今回出てきません。

土方陣営の鍋では白鳥の頭をどうしたのかまでは描かれませんでしたが、さすがアシリパさん。余すところいただきます。舌やくちばしの皮まで全部食べられるんだそう。哺乳類の脳みそや頭には慣れてきた杉元も、さすがに白鳥の頭をずいっと出されてもちょっとためらいがちです。

平太師匠が残してくれたもの

平太師匠ってものすごく几帳面で真面目だったんでしょうね。煙草入れに、各地で採れた砂金のサンプルを少しずつ集めて、記録していたのです。

砂金は採れる場所によって形状や大きさが異なり、粒状だったりうろこ状だったりするようです。熟練の砂金掘りはそれを見ただけで、どこで採れた砂金なのかすぐにわかるとか。

砂金の産地からわかること

で、白石が気づいたのが、アイヌの埋蔵金はどこに隠されているかわからないけど、ウイルクが場所を変える前の隠し場所を知ってる人は今もいるんじゃないか?ということです。

白石がいうには、

  • ウイルクは7人のアイヌを裏切って金塊を隠したが、とてもひとりで遠くまで移動させられるような量ではない。
  • だから元あった場所の近くにしか移せなかったのではないか?
  • 元あった場所を知っているアイヌがいる可能性は残っている。
  • 金塊に関わっていたのなら、砂金の産地の川近くに住んでいる可能性が高い。

という。

かといって北海道中を探し歩くのはアホらしいですよね。だから、絞り込むためにアイヌの埋蔵金がどこで採れた金なのか鑑別して、産地を割り出せば自ずと「元のありかを知っているかもしれないアイヌ」にたどり着けるわけです。

と、ちょうどいいヒントが残されていました。

白石は覚えていたんですよ。ウイルクが一度砂金の一部をもって逃げたものの、船が転覆して沈んだという話を。その場所は支笏湖でした。

とはいえ、その湖に沈んだ砂金を第一目標にするっていうのはいただけない。アシリパさんも指摘します。今さら刺青人皮とは関係ない方法で埋蔵金を見つけるのは……と。

支笏湖はめちゃくちゃ深い湖で、最大水深は360メートルにもなるそうです。田沢湖の423メートルに次いで、日本で2番目に深い湖。ちょっとそこで探そうという気にはなれませんよね。

が、ありがたいことに平太師匠はいいものを残してくれたのです。

スポンサーリンク

海賊房太郎

一年前、平太師匠はある男と支笏湖にいました。冒頭で紹介した、囚人のひとりの海賊房太郎です。彼は砂金掘りの平太師匠を伴って、ウイルクが支笏湖に沈めてしまった埋蔵金の一部を探しに来ていたのです。

平太師匠、死んでも大活躍。このころもやっぱり多重人格だったみたいですね。ノリ子っぽい人格が出ています。

海賊房太郎、特殊能力を持っていて、30分も潜水できるのです。足は35センチの大足で、手指には水かきみたいな皮があり、泳ぎに長けていました。もともと川での木材運搬の人夫として働いていましたが、その能力を活かして人を水中に引きずり込み、溺死させて金品を盗む犯罪を繰り返すようになったとか。

海坊主とか船幽霊みたいな男です。そういう手口から「海賊」の名で呼ばれるようになったそう。

その名は伊達じゃなく、水深200メートルをこえ、30分を超えて彼は埋蔵金を見つけたようです。

そのときのサンプルと思われるものが、平太師匠の残したサンプル群の中にあったのです。「支笏湖 海賊さん」と書いてある。しかもご丁寧に、産地の鑑定までしてくれている。平太師匠……。

砂金は当然まざっているので、産地は複数あるようで、徳富川、沙流川、空知川、知内川です。(それぞれを調べるにしても4カ所ともけっこう離れてるけど)。

白石は沈んだ埋蔵金を探しに行こうと言っているのではなく、その川にいるであろう海賊を捕まえにいこうぜ、ってことです。砂金の産地情報を活用して効率的に刺青人皮を集めようよ、という。さすが脱糞王は頭がまわりますね。

さて、もう大げさに反応するのも忘れてたんですが、海賊房太郎は初登場から全裸でした。もはや驚きもない。かなり特徴的な眉毛ともみあげをもつ美しい顔をした男で、鯉登家の親戚か?って感じの眉毛。眉頭と眉尻を少尉と逆にした感じ。あと、陰で見えませんが多分きっとでかいです。

この海賊もなんらかの変態なんでしょうかね。気になります。元ネタは小説『赤い人』っぽいですね。

今日は20巻発売日でもありますが、地方なもので発売日に手に入れられないのが残念です。Twitter情報によれば加筆がすごいらしい……はやく読みたい……!!

なんで事前に予約注文してるのに土曜お届けなのAmazonさん。ねえ。

エンタメ漫画
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
しゃかりきをフォローする
しゃかりきにっき

コメント