ゴールデンカムイ262話「札幌麦酒宣伝車追跡劇」【本誌ネタバレ感想】王を語り継ぐ者は

ゴールデンカムイ 最新話ネタバレ感想 エンタメ
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ゴールデンカムイ最新話262話を読みました。

次回休載ですが、理由が体調不良……。単行本にファンブックに巻頭カラーに、そりゃ体調も崩しますよね。もう1か月でも2か月でもゆっくり休んでください。

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前回の感想はこちら↓

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土方陣営と合流?


ゴールデンカムイ 23 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

アンパンマン号もびっくりの宣伝車に乗って鶴見陣営を追う杉元たちは、ジャックの死体を積む土方陣営の横を通り過ぎます。ものすごいスピードなのに気づく彼らすごいね。奇怪な車だけど、中に乗ってる人まで認識できるのがすごい。夜だし。

土方さんは馬で追いかけ、アシリパさんがさらわれたことを知ると一緒に鶴見陣営を追跡します。

また土方さんと合流すると分け前が減りそうだからか、主導権が移りそうだからか、気に入らない様子のボウタロ。でも房太郎自身、もう余裕はなさそうです。受けた傷からの出血が止まらず、目がかすむようで、車をまっすぐ走らせることができない。

「これが王者になる男の勇姿ってやつだ よく見ておけシライシ 忘れるなよ」

野田サトル「ゴールデンカムイ」262話/集英社より

すごい余裕ぶって言うけれども、房太郎自身もう危ないと悟っているようで……。

追っ手に気づいた鶴見陣営が車だけ逃がして残りは攻撃に転じたので、宣伝車は民家に突っ込んでぶち抜くルートへ突入。昭和のマンガでよく見るやつですね。おじさんかわいそう。

鶴見陣営は数手に分かれて進み、土方さんは逸れた一方を追いました。が、杉元は鶴見中尉の考えの裏を読んで鶴見中尉の蒸気ポンプ車を引き続き追います。

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房太郎と白石。白石由竹という人

宣伝車がポンプ車の横につけたところで、真っ先に撃たれたのが運転手の房太郎です。そりゃ一番無防備だし、追跡を交わすには運転手を不能状態にさせるのが一番ですしね。すでに背中からの出血がある状態で右胸あたりを撃たれた房太郎は、もう運転することもできない。

「あーあ…」って。あーあで済ませられるほどの夢ではなかったはずなのに。房太郎の夢って、アシリパさん、土方さん、鶴見中尉が、それぞれ何かを背負って大きな目的のために金塊を求めているのに対して、ただ自分のための夢だったし、王様になるってそんな大層な……と誰もが呆れてしまうような夢かもしれないけど、いい夢だったよね。単純で子どもっぽい夢のようだけど、「誰かに自分を覚えていてほしい」という願望はこれ以上ないほどの孤独を味わったからからこそ。

でもまあ、ここまできて致命傷を負うともう「あーあ」としか言えないのもわかる。

ハンドルを握れない房太郎に代わって白石が運転しますが、二丁拳銃の菊田さん登場。白石は「ヤバイ」という顔をするも、撃たれる直前に白石を横に撥ね退けて自分が撃たれる房太郎。その後は集中砲火ですよ。もう……もう……しんどい。(ここでふと冷静になるんだけど、菊田さんはそんなに胸ばかり攻撃して、アンタたち房太郎の写しは持ってるのかね?という気持ち)

この房太郎の「勇姿」を見ているのはただひとり、白石だけです。

房太郎は、自分のとなりにいるのが杉元だったら、かばったりしなかっただろうな。なんで白石だったんだろう。なんとなく気に入っているとかそんな感じだと思ってたけど。房太郎にとっちゃ利害関係なく「気に入ってる」相手というのはかなり大事な人の部類なんでしょうか。

思えば白石って、一緒にいたからといってそれほど利があるわけじゃない(脱獄関連はともかく)。強くもないし。房太郎のこれまでの動きを見ると、親分も平太師匠も目的があってつるんでたわけで、それを考えると白石って、何もない。まあ「鍵」であるアシリパさんとつるんでいるから一緒にいると言われたらそこまでだけど。

ゴールデンカムイってこれだけ登場人物がいる中で、大半が「役目」を意識する人たちで、すでに役目を負っていたり、役目を全うするのに固執していたり。で、役目なんて放っといてでっかい夢みようぜ、という珍しい人が房太郎、そして生きる意味を考えてるんだか考えていないんだかわからないのが尾形。

その中で、白石は役目というか目的を探している人だなあと思います。まわりが役目のために生きる人たちばかりだから焦りはするんだろうけど、逆に周囲からすれば役目をまだ持たない白石だから一緒にいて居心地がいいのかもしれない。杉元にとっても、房太郎にとっても。

キロランケが死んだ時、純粋にキロちゃんのことを覚えていよう、忘れないでいよう、ただ彼の死を悼んだのは白石だけだったんじゃないか。

ソフィアもかつて長い時を過ごした仲間の死を悲しんではいたけど、それは同じ役目を負った「同志」ゆえでもある。アシリパさんにとっては、「導いてくれた人」だった。杉元にとっちゃ一時期は行動を共にしたとはいえアシリパさんをさらった敵でもある。

その中で、白石ってどうよ?と思い返してみると、特別何か利益をもたらしてくれたり、逆にもたらしたりすることもなく、志を同じくするわけでもなく、また敵対もしない。ただ思い出だけがあるんですよね。

どこまでもニュートラル。キロランケとの間にはいい思い出があって、いい人だったなあと思う。だから死んでしまって悲しい。覚えていよう。どこにも利己的なものがないんですよね。

本人の認識はともかく、外から見て白石の役割をあえて見出すなら「覚えている人」になるのかもしれないなあと思います。だから、房太郎も「忘れるな」と託したんじゃないかな。もう王国は作れないけど、房太郎を覚えていて、語り継ぐ人ができました。

(まだ死んだかどうかはわからないんだけどね!)

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カケトモ対決へ

房太郎重症で動けなくなった宣伝車ですが、最後のコマ、たぶん杉元はポンプ車に移ってるようですね?

今回の扉はカケトモだし、次は鶴見中尉と直接対決でしょうか。

それ以前に気になるのが、ポンプ車に乗ってるのが鶴見中尉と菊田さんだということです。鶴見中尉ともあろう人が、菊田さんの正体に気づいてないことはないでしょうし、なんでこの配置なのか。本当にここにアシリパさん乗ってる?

鶴見中尉との対決よりもその時の菊田さんがどう動くかが気になってしょうがないです。

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