ゴールデンカムイ292話「函館湾海戦」【本誌ネタバレあり感想】尾形久しぶり!

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ゴールデンカムイ最新話292話を読みました。
語彙力があれですけど、戦争がはじまるといっぱいしぬ……。誰であろうが死ぬんですよ。

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キラウシの希望


ゴールデンカムイ 27 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

前回、マンスールの活躍により鶴見中尉側の艦隊がつぎつぎやられ、ジワジワと五稜郭へ迫る兵士たちもなかなか進みません。残るのは鯉登パパがいる「電(いなづま)」だけ。これだけで函館山のマンスールをどうにかせねばならないわけです。

さすが、ぎりぎりのところを迫って函館山の例の鐘あたりがやられてしまいますが、やっぱり門倉はもう一歩で死にそうなところを助かるというミラクル。もうちょっと石仏がずれていたら股間がつぶれていた。

主力のマンスールも頭を負傷していますが、キラウシがせかすように再び攻撃に出ます。ギャグ担当のキラウシもね、アシリパさんを見て何か感じるものがあったんでしょう。この戦いに勝って権利書を得たその後の未来に希望を持ってるんです。

有古イポプテもそうですが、おそらく和人の中で生活する(キラウシは出稼ぎしてた)アイヌは、アイヌの未来どうこう考えるのがめんどくさいというのではなく、明治政府による同化政策のせいでそうならざるを得なかったんですよね。アイヌとしてアイヌの文化を守りながら生きるか。和人の中で生きていくか、彼らにはその選択肢がないんです。老年層はそのままアイヌとして生きていくこともできただろうけど、まだ残りの人生が長いキラウシやイポプテはそうも言ってられない。

その中で、アイヌの未来を見出せたなら、自分に選択権が与えられるならば、そりゃおめめキラキラさせて喜びもしますよ。

と、そこへきてマンスールvs鯉登パパ(この人は指示を出してるだけですが)の戦い、両者のダメージ大です。キラウシの死亡フラグのような回想シーン、やめてくれ……。

被弾して沈む電に、煙の中倒れて下半身が見えないキラウシ。渦に飲まれる鯉登平二のページはこれなんなの、何かの表象ですか。単なる表象であれ……。でも、この人仲間を置いて一人だけ船から離れるような人じゃないですよね。

マンスールも大ダメージなんですよ。怪我してるところをキラウシにせっつかれて立ち上がったので、これで何かあったら辛い。しかしマンスールが撃たなければ鯉登パパ側の攻撃は止まないわけで、已むなし。

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尾形どこ?

そうそう、何話ぶりかを忘れるくらい久しぶりに尾形が登場しました。背景は真っ黒なので、どこにいるかはわかりません。すべての戦いを見渡せる場所のようですが。権利書のことを知ってるということはどこか近くで鶴見中尉と永倉さんのやりとりを聞いていたのでしょうか。

アシリパさんが権利書を持っているはずという見立てはさすがですね。しかし、それを狙って尾形が権利書を奪取して、土地を手に入れるor金に換えるあてはあるんでしょうか。権利書はツテがなければおそらく効力を発しません。291話まできて何を目的に行動してるのか全然わからないので、本当にただ引っ掻き回したい説もあり得る気がしてきた……。

ただ、尾形が考えるようにヴァシリがいる中で撃てばすぐ居場所が知られてしまうでしょう。で、どうするの。撃つの撃たないの。こっちもつつきまわしたい欲望が若干感じられるので、よくわかりません。それにしても、尾形の左目と右の義眼の「生き死に」描写すごい。

迫る鶴見軍

もすが生きるか死ぬかという時、息子はやっと落ち着いて敵の頭をぶっ叩いておりました。先週のあれ(父の愛云々)で力が出たんでしょうか。

そうこうしているうちに、陵堡の片翼は鶴見軍に制圧されました。兵士たち堀の中を橋伝いに進み、奥へ奥へ……。いよいよやばいですが、杉元が強い。

杉元の怒りパラメーターのマフラーはいつものことですが、今回鶴見中尉の頭からばいきんまんみたいに血が立ちのぼっていてこわいです。

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コメント

  1. アシリパさん大好き より:

    またまたお邪魔します。

    強運の持ち主・門倉が付いているので、キラウシは無事だと思いたいです。

    鯉登海軍少将は、軍人らしく潔く、船と運命を共にしたのでしょうね。連載は掲載ページが限られてしまうので、あの描写になったのでしょう。単行本では大幅な加筆があるかも。
    このシーン、夕張で江渡会君に「鶴見中尉という死神に関わったことを後悔しろ」と尾形が言ったのを思い出しました・・・。

    尾形は、永倉さんと鶴見中尉の会話を聞いて権利書の存在を確信したのでは?これまでに尾形がとった行動を振り返ると、中央のスパイである尾形が受けた命令は、権利書の奪取と鶴見中尉の排除ではないかと思います。
    今でも中央と尾形が繋がっているかは不明ですが、第七師団にも土方陣営にも戻れない状況の尾形が、命令遂行のためにできることは、土方陣営と第七師団を戦わせ、両者が消耗した隙に権利書を奪い、残りの金塊の隠し場所を確認することくらい。
    そのためにはアシリパを確保するのが手っ取り早いですから、背景真っ黒の尾形は、五稜郭内部に潜入済なのでしょう。

    権利書はアシリパが矢筒に入れていましたが、尾形も鶴見中尉もそう見立てるのを土方さんも杉元も予想するでしょう。裏をかいてアシリパが持っているのは表紙だけ、中身は門倉かキラウシが函館山に持って行ってくれていれば良いのですが。

    • しゃかりき より:

      コメントありがとうございます。

      キラウシと鯉登パパ、どちらも生死が気になる2人ですが、後から振り返って対照的だなぁと思うのは、砲弾を撃った先に何があるのか、両者が考える覚悟が違うなあということです。

      鯉登パパは先週もちょっとダラダラ語りましたが、乃木希典とその妻のように、息子2人とも死なせてしまうかもしれないという気持ちでいたと思うんです。今回は特に艦砲射撃で音之進が死んでしまってもおかしくなかったわけで。

      それに対してキラウシは、豪華なオモチャにはしゃぐような印象がありました。(もちろんアイヌの未来のためはやる気持ちもある)。キラウシは砲弾を撃った先に人がいるのだと深く考えていないようで、無邪気な子どものようだなあと思いました。あの場にいた人の中で、キラウシだけが人を殺すということを経験したことがないような(門倉は少なからずありそう)。だから無邪気なんでしょうね。

      この違いがどう表れるのかが気になっています。

      尾形は、どうなんでしょう。今回の権利書の話、走り抜ける永倉さんにビクッとする尾形のシーンとつながってるんでしょうね。

      どこまで中央と関わってるのかはわかりませんが、中央の命令を優先するのか、自分の感情を優先するのか、この決断もまた「天から役目なしに〜」にかかってきそうな感じです。