ゴールデンカムイ293話「侵入者」【本誌ネタバレあり感想】生き残るのは

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ゴールデンカムイ最新話293話を読みました。
もうずっと戦争中なので、隔週連載くらいでちょうどいいくらい精神にきます。

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前回の感想はこちら↓

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正義の戦争はあるのか


ゴールデンカムイ 27 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

今回の扉のあおり文「戦争は誰が正しいかを決めるのではない。誰が生き残るかを決めるのだ。」は、哲学者のバートランド・ラッセルの名言です。

このラッセルの言葉はまあそのとおりなんですよね。正しさというのはそれぞれ自分が正しいと思って戦ってるんだろうし(客観的に見てどちらも正しくないとしても)、そこを議論してもしょうがないんです。結局大事なのは生き残ることです。

正義はどうせ後からついてくるんですから。歴史は勝者によって作られる、と言いますしね。源平合戦で敗れた平家の『平家物語』は源氏の世の鎌倉時代に書かれたし、源氏三代が滅んだ後に鎌倉幕府の正史『吾妻鏡』は北条氏の都合のいいように正当化されて書かれたし、関ケ原合戦後の石田三成悪者扱いは言わずもがな。

というわけで、杉元たちや土方陣営、鶴見陣営、三者三様の正義がある中戦っています。みんな今は勝って生き残ることだけを考えて。

アシリパさんは戦う杉元の手助けをしたそうにそわそわ(そわそわの手書き文字が本当にそわそわしている)していますが、白石にやんわり止められます。アシリパさんが今すべきは権利書を守ることだけ。生きて権利書を守らなければアイヌの未来は守れません(こういう時いつもキロランケの想いを無駄にしない、と言うのは白石の美徳ですね)。

キラウシ

前回、生死が気になっていたうちのひとりがキラウシです。

あとあとTwitterで知ったのですが、キラウシって「避難場所」という意味をもつ言葉なんだそうですよ。

アイヌの伝承から防災を考える | NHK北海道
東日本大震災から10年になるのに合わせて防災について考えてもらおうと、胆振の白老町の博物館で6日、地元のアイヌの人たちに伝わる津波の伝承を紹介する講演会が開かれました。

え……、凶運どっこい強運の持ち主の門倉と、避難所のキラウシ、セットでいたら最強じゃないですか?

「キラウシ」と呼ばれる高台は昔から人々が津波から逃れる避難場所だったということで、そういう名前が今も残っているわけですが、同じ災害つながりでは例えば鬼怒川の名前の由来とか、知ってれば「あ、なるほど」と気付けることがたくさんあるんですね。

金カムのキャラクターの名前もそんな感じですよね。頭の中がとっ散らかって収拾がつかなくなりそうなので個別の考察はしませんが、マンスールの名前もやっぱり考えられて用意されたものじゃないかなあと思います。あの二人と、さらに「勝利者」マンスールって無敵じゃないですか。門倉の名前については知りませんがね(これもね、キラウシが門倉のことを「尻の穴覗くニシパ」とか「肛門ほじりジジイ」とか呼ぶのは、アイヌの子どもに病魔が寄らないように汚い下品な名前をつける風習から、という説があるのですが)。

キラウシは負傷したものの無事生きていました。マンスールも右手を吹っ飛ばされたものの無事。あれだけのめにあって生きていたのはすばらしい。

永倉さんは、彼らに五稜郭へは戻らず立ち去るように言います。ここまで並外れた強運で生きてこられたとしても、戻ったらさすがにわからないですよね。つまり彼らの死に時は今ではない。永倉さんは戻って土方さんと最期を共にするつもりでいるような気がします。

土方さん自身は「生き残るのは我々だ」と言っていますが、永倉さんは一貫して土方さんは死に場所を探していると考えています。土方さんのほんとのところはどうなんでしょうね。ただ最後まで戦えなかった箱館戦争のやり直しをしているようにも見えるし。だってこの人、本当はここで死んでるはずだったんですよ。

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トニの役目

トニアンジは登別で一度死にかけましたが、彼の役目はまだ残っていたから生かされたんでしょうか。

遠目に右足を奪った男・土方を見つけた二階堂。手投げ弾で視界をふさぎ、銃で狙います。土方さんひとりならこのまま死んでいたかもしれません。恨みをこめて「土方歳三」とつぶやく声を拾えたのはトニアンジだけでした。「自分のために生き、誰かの為に死ぬ」って、作中の登場人物の大半に当てはまります。目いっぱい自分のために人のあちこちをつまみ食いしまくった家永も人のために死んだしね……。

最後に、今回鶴見中尉が下品だったことは言っておきたい。

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コメント

  1. まえがみ猫 より:

    今日は、初めてコメントいたします。金カムアニメから入って昨年5月ごろ連載に追い付き、新展開でギャーとなるたびに、しゃかりきさんの文章で気持ちを落ちつかせています、ありがとうございます。

    293話、キラウシたちの無事と、永倉さんの言葉に泣き、トニも…!
    門倉たちこれで離脱なら、寂しいですがホッとします(大人しく離脱するかな?)
    勝手に、門倉キラウシコンビは生き延びたらどっかで(札幌か小樽か)探偵事務所やるといい、とか考えてました。(なんならマンスールも一緒で)

    名前の考察、面白いです。汚い名前の魔除け効果、そう考えるとゲンジロさんにとってのオソマちゃんもそうだったのかな、とか。

    今こうしてる間にも野田先生は物語を(キャラの生死を!)展開させているのですよね。刮目して待つしかありませんが、アワアワしたらまた寄らせていただきます、ありがとうございました。

    • しゃかりき より:

      コメントありがとうございます!
      私の独り言のような文章を読んでいただき恐縮です……。

      門倉とキラウシ、ほんとにいいコンビですよね。2人だけだと調子に乗ってえらい目に遭いそうなので、年長者の誰かが一緒にいてくれれば安心ですが。
      このまま離脱してくれればホッとしますけど、たしかに土方さんへの憧れでここまでついてきた門倉がこのまま引き下がるかどうかはわかりませんよね。

      ひとりの無事がわかっても毎回誰かが死にそうになる展開ばかりで、本当に心が落ち着く暇もないですが、最後まで楽しみましょう。