ゴールデンカムイ212話「怒り毛」【本誌ネタバレ感想】お互い敵になると怖い

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「ゴールデンカムイ」212話を読みました。巻頭カラーなので、すでにタイトルは知っていましたが、怒り毛ってなに???と思ってた。なるほどあれね。

前回逃げ出したアシリパさんと杉元ですが、樺太から二人だけでいったいどうやって逃げようというのか……。今回は短い時間の中でいろんなことが起こりすぎていてちょっと混乱しています。

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心強い仲間が敵になると怖いよね

二人は建物の中に隠れつつ逃げますが、そう簡単にはいきません。

アシリパさんは逃げるあては「ある」と言ってるけど、何だろう……。ソフィア?

そうはいってもね、やっぱりすぐ見つかっちゃう。最初に宇佐美に見つかってしまいます。有古をボコボコにしたときもそうだけど、容赦ないですよねえ。まあ対する杉元も容赦ない男です。宇佐美の顔面の方がダメージ大きいかな。

アシリパさんと杉元が「逃げる」という行動に出て、反応はそれぞれ違いました。唯一焦ってるのがゲンジロです。この人だけ全然反応が違っていて面白い。なぜって、アシリパが逃げる選択をするなんて思ってもみなかったからでしょうね。彼はアシリパさんをフチの元に返すことだけを考えているので、このままではフチを人質に取られる可能性もあるし、再会できなくなる、という焦りが出ています。どこまで人がいいんだ……

白石はこのまま帰っていいはずはないと思っていただろうし、先遣隊の月島軍曹、鯉登少尉(はどうかわからないけど)二人の挙動を警戒して見張ってたはずですし。逃走する可能性は常に考慮していたでしょう。

もともと割り切った関係だった?

見つかった二人は外に逃れますが、月島軍曹に止められます。銃口を向けられた杉元は一瞬だけ月島軍曹と視線を交えますが、やっぱり逃げる。でも軍曹は仕事人ですからねえ……そりゃ撃つよ。

だってこの人、二人が逃げたと知った時すでに鶴見中尉の駒の顔になってたから。鶴見中尉の手下はみんなそうなんですけどね(笑)

ここで杉元はどういう気持ちで動いたんだろうな。撃たれないと思ったのか、それとも撃たれる覚悟で動いたのか。アシリパさんの反応を見る限り、彼女はまさか月島が撃つとは思ってなかったっぽい?

でもねえ、仲良しサークルじゃないのでね……。

アシリパさんが飛び出してくると、彼女に当たると困るのでちゃんと止めます。どこまでも冷静なのはさすがです。

気になるのは撃たれた箇所ですが、急所は外しているように見える……。

冷静になりきれない鯉登少尉

月島軍曹ほど冷静に、というか冷徹になりきれないのが鯉登少尉です。倒れた杉元のすぐそばまで歩み寄って、銃口を突き付けながらアシリパさんに話しかけてしまうのです。

そのおかげで、「怒り毛」の杉元にぶっ刺されてしまう。怒り毛ってあれ、ジブリとかでよくぶわっとなるやつですよね。あなた怒り毛っていうのね。

「怒り毛」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
「怒り毛」の意味は読み方:いかりげ獣が怒るときに逆立てる毛のこと。Weblio国語辞典では「怒り毛」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。

動物の毛か。そうか。

最初に杉元の異変に気付いたのはアシリパさんです。杉元の髪が逆立つのを。

月島軍曹は自分が命じて撃った杉元が倒れても、決して近づこうとはしませんでした。なぜかってそりゃあ、今まで行動を共にしてきて、手負いの杉元がいかに危険かを知っていたからでしょう。スチェンカのときなんて最たるものです。

しかもアシリパさんに銃口を向けるってそりゃイカンよ……。

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鯉登少尉の表情

ここで一番気になったのは、刺された鯉登少尉の表情です。刺された肩口のあたり(致命傷じゃないといいんですが……)をなんかすっごい空虚な目で見ている。次のページの「俺は不死身の杉元だ!!」はそりゃあもう生命力を感じるんですけど、この見開きページは本当に鯉登と杉元が対照的です。鯉登の目には諦めすら感じてしまう。

だって鯉登少尉、キロランケと対峙したとき、そんなじゃなかったじゃん。

この間も杉元はモブ兵と戦っているんですが、鯉登少尉は動けるはずなのに目を点にしたまま撃ちもしない。

鯉登少尉はもしかして、このまま逃がしてもいいんじゃないかと思ってる?「いい」とまでは言わずとも、アシリパをこのまま鶴見中尉の下に置くのが正しいのかどうかを図りかねているのかも。

月島と鯉登

杉元はそのまま鯉登少尉の横っ面をはり倒して逃げ、座り込んだまま。月島軍曹がここで何を考えているのかよくわからないのですが、「杉元を追え」という菊田の声を無視して鯉登少尉に寄り添います。(※ひざまくら)

鯉登少尉は自分はいいから追うように言うのですが、そうはしない月島軍曹。結局鯉登少尉には死んでほしくないんだろうなあ。だって鯉登少尉って鶴見劇場の登場人物の中では唯一(過去が明らかになっている者の中では)絶望を知らなくて、希望がある人じゃないですか。

何もかも諦めて鶴見劇場の最前列の傍観者として生きようとしている月島と違って、「違う」と思ったら逃げるだけの意志がこの人にはあるはず。だって鶴見中尉の芝居におどらされていたと知って、本人に問いただそうとするくらいですからね。

一瞥する鶴見中尉

そのわきをただ一瞥して通りすぎるのが鶴見中尉です。一瞬二人を(鯉登を?)横目で見て、何も言わずにまた前を見る。月島軍曹は軍帽の端から睨むように見ているんですが、ここで二人が視線を合わせていたかどうかまではちょっとわかりません。

お愛想程度に「無事か?」とか「大丈夫か?」とか一言あってもいいのにね。だって使える駒なんだから。月島軍曹の目はそれを批判的に見ているようにも見えます。

うーん、鯉登少尉はどうなんだろう。彼が「気づいた」のだとしたら、何の感情も意思も表出しないまま死ぬとは思えないんだよなあ。なんとなくこのまま鶴見陣営と袂を分かっていばらの道をいく予感。

でもそうなるとしたら、鶴見劇場をかぶりつきで見たい月島どうするのかな。

いやー、、、うーん。わからん、、、

最後のコマ、アシリパさんは「もう少しだ」って言ってるけど、逃げるあてがすぐそこにあるんでしょうか?

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