ゴールデンカムイ312話「分け前」【本誌ネタバレあり感想】取引は通じない

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ゴールデンカムイ最新話312話を読みました。
ヤンジャン!アプリだと10時公開なのは深夜アクセス集中して混乱を避けるためなのかなあと思ったのですが、ヤンジャン定期購読が混乱していた……。なかなか入れなかった。

今回を入れてあと3話。これから何を楽しみに生きればいいんだろう。

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前回の感想はこちら↓

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ノラ坊


ゴールデンカムイ 29 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

引き続きノラ坊対鶴見中尉です。

「地獄行きの特等席だ」という杉元の言葉を聞いてか、今までも考えていたのか、「ノラ坊」=「杉元佐一」だと結びついた鶴見中尉は菊田さんのことを「回し者」と表現し、暗に彼がどうなったかにおわせて動揺させようという。いつでもどんな時でも人間の感情を動かす術をよくわかっててすごいですね。

でも杉元を怒らせたところで、「怒り毛」の時もそうでしたけど、そういう時こそ真骨頂というか、アドレナリンだけで命つないでるところがあるじゃないですか。だから揺さぶり作戦は効果ないでしょうよ。

菊田さん、結局あれが最後だったのかなあ。悲しい。

そこも継承する杉元

土方さんから受け継いだ兼定はまだまだ活躍します。鶴見中尉との接近戦で銃を落とされた杉元は鶴見中の銃を奪いますが、わずかの間に鶴見中尉は銃のボルトを抜き取っていました。尾形のあれはもしや鶴見中尉仕込みだったんでしょうか。

しかしすでに損傷しているほっぺ齧りは痛い……何人もの指食いちぎるだけでは飽き足らんのか。

というわけで兼定登場です。

ここにきて鶴見中尉はどうせ自分は追われる身で金塊どころではないから、今すぐ飛び降りろと言います。いや、そう思うならお前が飛び降りなさいよ。

そんなことを言いながら、直前には「資源がない日本を守るには満州進出しかない」「お前も国のためにロシアと戦ったのだろう」とか言ってるんですよ。諦める人が言うことだろうか。いや、左手はこっそり拳銃に向かっていて諦める気はないんですけどね。

大して巧くもない取引は通じません。なぜなら杉元には余裕があるからです。金の雨を降らせたあの時、杉元はもう分け前をもらっていたんですね。両ポケットに入るだけの金を。

昔の「杉元の妙案」は結局なかったわけですが、あそこで金をもらっちゃえと思って行動したのは素晴らしい思い付きですよ。

左手に握った砂金を隠し持ち、目つぶしに利用するなんて贅沢な使い方……!

これって、14巻の網走での土方vs犬童の時のあれですよね。自分の腕から流れる血液を手のひらに溜めて目つぶししたあの技です。犬童はあの瞬間の一撃で死にました。

土方さんのこの技って、「砂を蹴り上げて目つぶしした」っていう逸話からでしょうね。これとはちょっと状況が違うのですが、血で相手の目をつぶしたっていうのは『燃えよ剣』にあったよなあ、と思って探してみました。「六車斬り」のところですね。自分の血じゃなくて、土方さんの剣にこめかみの骨を折られた六車自身の血で目がつぶれたという。思いがけず劣勢で慌てた六車が「ここは神域だから改めてまた今度」って言うのに、問答無用で剣を撃ちまくるんですよ。これがバラガキ……。

鶴見中尉もまた兼定に。これで鶴見中尉がどうなったかは推して知るべし……。

あの土方さんの戦いぶりを見たわけでもないのに。杉元って本当に教わる必要もないほど戦い方から何から土方さんに似てるんだろうなあ。土方さんもそれがわかってるから託したんでしょうね。

さて、生き残った永倉さんは土方さんが死んでしまったらもう自分がその跡を継ぐ意思はない。やや血の気の多い夏太郎はどうするか。まあ永倉さんが手綱を握っていれば滅多なことにはなりませんね。あと気になるのは門倉・キラウシコンビですが、出てくるかなあ?

白石はもちろん、列車を止めるところまでやり切ってすぐに杉元たちを追います。一生懸命前だけ見てる白石を見ると泣けてくる……。

ちょうどそこに谷垣も登場したので、一安心。怪我はしてるけど生きててよかった!

残すところ2話。本当に終わるのか……終わってしまうのか……

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コメント

  1. アシリパさん大好き より:

    こんにちは。
    またまたお邪魔しにきました。

    菊田さん、生き残っているとしたら、鶴見中尉に疑念を抱き始めた月島軍曹が撃ったと見せかけて外し、その後イポプテに助けられたり・・・していないですかね?

    鶴見中尉、「中央に追われる云々」と説得していますが、五稜郭に戻って何かを確認してから旅順に渡る気満々でしたよね。自分の言う通りに2人が機関車から飛び降りても、杉元を排除してからアシリパを脅し、金塊の在処を吐かせるつもりですね。

    和泉守兼定は尾形に続いて鶴見中尉の命も奪いますね。やっぱり、キロランケに語ったとおり、土方さんは妖刀イペタムと化したのだと思います。この位置関係だと、鶴見中尉の放った弾がアシリパに当たらないかと心配なのですが・・・。

    杉元、自分の分け前を井戸の中で確保していたんですね。と言うことは、白石もちゃんと、いや杉元以上に確保しているんでしょうね。

    杉元と土方さん、本当によく似ていますね。他人の空似なのか、それとも2人は血縁関係なのか・・・。

    残り2話、どんな大団円が待っているのでしょう?単行本の最終巻発売後、何を楽しみにしたら良いのやら。

    • しゃかりき より:

      コメントありがとうございます。
      返信が遅れて申し訳ございません。

      菊田さん、イポプテに助けられてるといいなぁ……
      鶴見中尉が二重スパイを逃すだろうかという思いもありますが、暗号が解けてハイになってる状態なので見逃してくれてれば嬉しいですね。

      あと2話。
      実写化の情報は本誌の展開並みにえぐってきますね。あと2話。生きてるか。

  2. なおなお より:

    変なタイミングにごめんなさい!
    でもやっぱり我慢できず……

    実写化?実写化?実写化!?
    このタイミングで発表されたら、原作のラストに向かって熱量高まっていた心に冷水バケツチャレンジさせられた思いです…。

    なぜ〜?なぜ実写化?どんなことになっちゃうの〜?アシリパさんのヘン顔を再現できる人なんていませんよ?

    ごめんなさい、残念過ぎて魂が口から出かかってるような状態で書き込んでしまいました…。

    • しゃかりき より:

      コメントありがとうございます!

      いやもう、最終回に集中して前だけ見てたら背後から殴打された気分ですよ……

      せめてアイヌの方がキャスティングされるといいんですけど、昨今の邦画を見てるとそんな誠実な対応は望めそうにないような……