【映画レビュー】『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』考察

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出典:ワーナー公式
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先日公開された『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』を観てきました。

ハリポタシリーズも最初のころは夢いっぱいファンタジーという感じだったのにだんだん暗くなっていきましたが、ファンタビも第2作でダーク寄りになってきましたね。ファンタビシリーズは全5作とのことですが、書下ろし作品なので予測がつかない面白さがあります。

 

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キャスト

ニュート・スキャマンダー – エディ・レッドメイン

ポーペンティナ(ティナ)・ゴールドスタイン – キャサリン・ウォーターストン

ジェイコブ・コワルスキー – ダン・フォグラー

クイニ―・ゴールドスタイン – アリソン・スドル

クリーデンス・ベアボーン – エズラ・ミラー

リタ・レストレンジ – ゾーイ・クラヴィッツ

ナギニ – クローディア・キム

テセウス・スキャマンダー – カラム・ターナー

ニコラス・フラメル – ブロンティス・ホドロフスキー

アルバス・ダンブルドア – ジュード・ロウ

ゲラート・グリンデルバルド – ジョニー・デップ

感想

 

ハリポタシリーズは新しい映画が公開される度に復習して観たものです。膨大な情報量はとても映画の内容だけでは補えないので、映画だけ観てる人にとってはわからないことも多かったんじゃないかなと思います。

今回はその復習する原作がないので、頭フル回転させながら観ましたよ……。

前作が公開されたときは、ハリポタを観てなくても楽しめるよ♪的な触れ込みだったと記憶しているのですが、今作は多分ハリポタを知らない人にとってはちんぷんかんぷんだったのでは?

それくらい、ハリポタ原作クラスタの答え合わせ&間違い探しみたいな内容でしたね。観ながら「あれ?あれ???」と思うことがしばしばでした。

 

ストーリー以外で気になったのは、作中の登場人物たちがローブではないことですよ。第一作のときはニューヨークが舞台で、魔法界と普通の人間(ノーマジ)が同じ空間で共存する国での話だったのでそれは納得できたんですが、今回イギリスでも同様にスーツを着ているじゃないか……。

原作の世界観からすると、かなりおかしな話ですよ。あの時代のイギリス貴族ってよくツイードのスーツ着たりしてるけど、魔法使いがそれに倣うの?イギリスの魔法界では一応マグルが入らない魔法使いだけの街や空間があるんだから、ハリポタ通りでよかったんじゃないかなーと思います。

 

ニュートの兄の名前「テセウス」が示すこと

ニュートの兄・テセウス。前作では名前だけすでに登場していましたが、今作ではやっと実物が登場。

気になったのがこの名前です。テセウスって、ギリシャ神話に登場する英雄ですよね。具体的に何をしたかというと、クレタ島のミノタウロス退治です。ミノタウロスは頭が牛、体は人間という怪物で、乱暴で手が付けられない。人々は複数の若者と乙女を毎年いけにえとして捧げるんですが、テセウスは自らいけにえに志願して退治に向かいます。

それで、アリアドネの助けを得ながら退治して無事帰還。英雄としてあがめられることになるんですよ。テセウスに関しては助けてくれたアリアドネ置いたままひとりで帰ったり、私は好きになれないヤツなんですが、まあそれは置いといて。

テセウスが人外を退治した英雄であるということ。半分動物で半分人間、思い出すのはケンタウロスや、半巨人のハグリッドです。ハリポタシリーズではどちらも、マグルと同じくらい差別される存在でした。

ニュートはどんな動物でも愛する人物です。おそらくハグリッドのような存在にも寄り添える人でしょう。

ここで兄の「テセウス」という名が示すのは、多分ニュートの考え方とは合わない人物だろうということ。前作では名前しか登場していませんが、「あの戦争の英雄テセウス・スキャマンダーか?」というようなセリフがありました。こっちのテセウスも英雄なんですねえ。いよいよ神話のテセウスと重なってきます。

今作でニュートとテセウスのやり取りを見ていても、この二人って絶対合わないだろうなと感じました。ニュートはハグしてくる兄をちょっと煙たがっていて、くすっとできるシーンがありましたね。ハグがくせだというテセウスは表面上家族思いです。もちろんニュートのことも大切に思ってるでしょう。

でもどこかで、絶対に相容れない。そういう兄弟だと思います。

ちょっと話は逸れますが、ニュートとハグリッド、どちらも魔法動物大好き人間であり、ホグワーツを退学になった人物です。どこかで接点を持ちそうな予感がしますね。ハグリッド退学の原因となったバジリスクの事件で関わってきそうです。

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ダンブルドアの担当教科変更?

ハリポタシリーズでは、ダンブルドアは校長に就く以前「変身術」の教授だったとあります。ハリポタシリーズで変身術というとマクゴナガル先生でしたが、彼女とダンブルドアとでは大分年齢も離れているので、マクゴナガル先生が来てからダンブルドアは退いたのでしょうか。

しかし今作では、ダンブルドアはまるでDADA(闇の魔術に対する防衛術)の教授のようでした。ニュートの学生時代の回想シーンで、まね妖怪のボガートの授業を受けているシーンがありました。ハリポタファンにはなじみ深い生き物ですよね。アズカバンの囚人でルーピンが扱った生き物です。

最初に「あれー???」と思ったのがここ。ダンブルドアなんでDADAやってんだ、と。

ニュートが学生のころはDADAを担当していたということでしょうか。トム・リドルが入学するころには変身術だったはずです。

J・K・ローリング女史のことなので、ミスということはないでしょう。映画だから、リタの後悔や罪の感情をわかりやすく紹介するためにこういうシーンを設けたのだと思いますが、都合上ダンブルドアも絡める必要があったとか、そういうこともありそうです。

 

マクゴナガル先生がなぜホグワーツに?

マクゴナガル先生が生まれるのは1935年。今作の時代は1927年なので、マクゴナガル先生は生まれてすらいないはずです。それなのに登場しているのはなぜか?

他の人が考察しているものもチェックしてみましたが、タイムターナーが関わっていそうな感じです。

『呪いの子』ではパラレルワールドがある可能性も示唆され、また『アズカバンの囚人』でマクゴナガル先生はハーマイオニーにタイムターナーを授けた張本人です。

そのどちらかの関係で、いないはずのマクゴナガル先生が過去に存在することの理由が説明できるのかもしれません。

 

今後ナギニがどうやってヴォルデモートと出会うのか

今作で、ナギニが人間だったことが明らかになりました。情報解禁時は驚きました。そんなこともっと早く言ってよ!(笑)ナギニが女の子だということは知らされてたけど。

言わずもがな、あのヴォルデモートが多分唯一愛した存在だと思われるナギニ。ハリポタでは恐ろしい大蛇で、分霊箱のひとつでした。ネビルによって殺されてしまいましたが、存在感はすごかった。

そんなナギニが実は人間だったなんて。

今作では、クリーデンスによってサーカス(むしろ見世物小屋)から助け出され、行動を共にしました。ナギニに関してはまだわからないまま終わってしまいましたが、今後重要人物になるんでしょうね。

グリンデルバルド側へ堕ちたクリーデンスとは別れ、最後はニュート側についている感じでした。

気になるのはここからどうやってヴォルデモートと出会うのか。完結編の第5作は1945年が舞台になる(大戦も絡んできそう)ですが、この年に最終学年を迎えるはずのトム・リドルと絡むことはあるのか?今から気になります。

 

クリーデンスはダンブルドアの弟か?

一番の謎ですね。クリーデンスはリタ・レストレンジの弟?という話でしたが、実はダンブルドア家の人間だったという。フェニックスを呼び出せるのはダンブルドア一族だけだというので、本当なんでしょう。

ダンブルドアの弟というとアバーフォース。年の近い弟でホッグズ・ヘッドのバーテンです。その下の妹が少女のころ亡くなったアリアナ。

ダンブルドアの兄弟というとこれだけだったはずですが、そこにどうクリーデンスが関わるのでしょうか。ダンブルドアの弟というには年が離れすぎていて、アリアナの息子なのか、はたまたダンブルドア自身の息子なのか。

ていうか、第一作ではグリンデルバルドったらクリーデンスを「スクイブ」だっていって歯牙にもかけてなかったくせに、急に核心に迫る情報を得るなんてできすぎてるな……。

 

レストレンジ家について

クリーデンスの生まれた家ではないかといわれたレストレンジ家。純血の家系で、おそらくハリポタシリーズのロドルファス・レストレンジ(ベラトリックス・レストレンジの夫)につながるのだと思うのですが、あまり情報がない家です。

純血だということしかわからない。リタの弟は結局死んでいたということですが、家系はどうにかこうにか続いていくんでしょうね。

 

まとめ

前作の楽し気なファンタジーはどこへやら。いや、前作もなかなかダークな部分がありましたが、今回はその比ではない。

前作がこの時代の魔法界の情勢の紹介であり、前日譚だったとしたら、今作ははじまりの話ですね。ウワーーーっと新しい情報がどんどん出されて、いろんなことが起こりすぎて、もうこちらは情報が飽和状態です。ハリポタ原作知識がなければついていくことも難しいし、ついていくだけで必死でした。

ハリポタシリーズより前の時代なのに、なんでこんなにハリポタの内容が大事なんだろう。ふしぎですねえ。時系列はファンタビ→ハリポタだけど、観てしっくりくるのは絶対ハリポタ→ファンタビ。

あと3作、長いようであっという間なんだろうな。

 

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