ゴールデンカムイ196話「モス」【本誌ネタバレ感想】いよいよ尾形の治療へ。テイネポクナモシリ

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2週飛んで3週間長かった~~!久しぶりのゴールデンカムイです。

トニアンジ絶体絶命のところで終わった195話から明けて、今回は杉元御一行たちからスタートです。

それにしても今回のタイトルの「モス」、いよいよ鯉登少尉が何かやらかすギャグ回かと思ったらそういう食べ物があるそうで(ギャグ回ではありますが)。

説明されても全然味の想像がつきません。

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さて、前回の感想はこちらから↓

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ニヴフの村に滞在中の御一行

引き続きニヴフの村で過ごしている杉元たち。月島軍曹も尾形も重症を負ってますし、治療して回復を待ってから動き出すんでしょうか。

ニヴフの人々が魚の皮をなめす様子を見ている杉元とアシリパさん。杉元、リパさんと一緒だと顔が緩いね……再会してからゆるゆるですね。

モス

魚の皮は衣類やカバンにするだけでなく、料理にも使うそうで。そのニヴフの伝統料理が「モス」というもの。

魚の皮だけを煮込んでこねて潰して、コケモモやガンコウランを混ぜ、アザラシの油で味付けをし、冷やし固めたもの。

樺太に来てからというもの、コケモモがよく登場しますね。今までムーミンくらいでしか名前聞いたことなかったけど、北国では定番の果実なんでしょうか。あとアザラシの油!キロちゃんの解説回のタイミングで確かためしてガッテンでも出てましたよね。

さて、この味の想像がつかない食べ物。杉元曰く、「寒天みたい」らしいです。甘いの?しょっぱいの?そこが知りたい……。

「モス」ということで、そりゃあの人が反応しないわけないですよね。鯉登少尉。

「もす!うふふ…」

この人食べ物気に入ったら「ふふ」とか「うふふ」とか言う(笑)坊っちゃんだからか。

鯉登少尉は「もす」で父上を思い出し、今アシリパさんを奪還して死人を出すことなく(キロランケは死にましたが先遣隊は無事)、いい報告ができると喜びます。月島軍曹もちょっと晴れやかでしょう……子守から解放されるしね。

「鶴見中尉殿もさぞかし喜ばれるでしょう」と少尉にとってうれしいことを言う軍曹に、ルンルンになった鯉登はモスを塊のまま「食え」と口に運びます。(※月島軍曹は横になっています)

なんかゼリーをおでこにのせて口まで運ぶ動画思い出した。そりゃ口に入らんよ少尉よ……。軍曹顔芸がすごい。でも寒天っぽいものだし、いごねり好物な軍曹はこれ好きなんじゃない?

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尾形の治療へ

月島軍曹はしゃべれるくらいには元気ですが、尾形は未だに起きてるんだか昏睡状態なんだかよくわからない状態です。包帯替えたりしてるのかな?してなさそうだけど……。ていうかこれ、傷を負った日から何日くらい経ってるのかよくわからないんですよね。

はやく医者に見せるべきなんですが、ここでひとつ問題が。杉元たちは密入国者であるということです。ここはロシア側ですからね。日本の陸軍兵士が密入国してるとバレるのはちょっとよろしくないでしょうね。

鯉登少尉はそんな危険を冒してまで(本誌台詞「犯して」ですが誤字かな)助ける必要はないだろ、というスタンス。尾形のこと大嫌いだもんな。

杉元は「月島軍曹だってちゃんとした医者に一度診てもらったほうがいいだろ?」とうまく誘導。日本人だってバレなきゃいいという杉元、楽観的……。

杉元がニヴフの帽子を被って変装し亜港の医者を呼びに行ったところ、日本語しゃべっちゃってあっという間にバレます。どうやらお医者さん、日露戦争で戦った人のよう。

しょうがないから銃をちらつかせて連れて行く杉元。

刺青人皮

場面変わって登別。

有古は4日も行方知れずだったらしく、菊田特務曹長は毎日探し回っていた様子です。宇佐美と二階堂はそれを傍観。鶴見中尉に電報を送り、「また叱られてしまうッ!!」と大興奮の宇佐美。宇佐美といると本当、二階堂がまともに見える。それにしても、二階堂ってたしか一等卒でしたよね?仮にも上等兵の宇佐美にため口きいていいのか……。誰も咎めないし。

さて、菊田さんは有古の居場所を探し当てます。アイヌの村?に潜伏していたようですね。自分の家なのかな?

菊田を待っていた有古の足元には、はがされた刺青人皮

うわあああ……トニー……

皮を剝がす過程で、有古は正中線の存在に気づき、意図を察します。こんなことすら知らされていなかったんですね、この人たちは。

なぜ剥がしたのかと問う菊田に、山奥だったので人一人を担いで運ぶのは難しかったと答える有古。実はこの人皮偽物とかいう展開ないかな……トニの死をにわかには信じがたい。だって私トニの刺青覚えてないし!!(※威張ることじゃない)別の人のだっていう可能性もあるでしょうよ。

雪崩に埋まって銃は見つけられず、持ってきたのは皮と、トニのトレードマークの、あれ、スカーフ?です。

菊田さんはご満悦。登別温泉で無駄にした時間が取り戻せる、と。

鶴見中尉殿にこれ以上ない手土産が出来たっていうけど、ほんとに鶴見陣営なのか怪しい。

それにしても、魚の皮の後にこの皮ですよ……。わざとなの?

後から気づいたんですが、菊田さんが銃を回収できたか聞くあたり、狂気じみてますね。

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危険を冒してでも尾形を生かす

尾形を見た医者は、ここではなく清潔な病院で手術しなければだめだ、と言います。でもこちら側の身の安全のために「ここでやれ」と要求する鯉登少尉。この人は一応リーダーというか、いちばん権限を持った人です。本来鯉登少尉のいうことを聞かなければならないんですが……

杉元は「わかった運ぼう」と同意。

「尾形にはいろいろ聞くことがある まだ死なせない」

顔がヤバい。いつものごとく杉元の怒りに合わせてマフラーもユラユラしてますよ。さっき帽子被ってへらへらしてたの何だったの??アシリパさんの前と尾形の前で態度かえすぎ……。

鯉登少尉は最後まで「あいつが改心して本当のことを話すなんて期待してるほどおめでたくはないよな?」と嫌そう。

でもそんなことは杉元にもわかっています。

「救いたいのはあいつじゃねえ」

そう言う杉元のコマ、杉元の前にいるのはアシリパさん。この前アシリパさんに嘘をついたときから明らかになりましたが、杉元の目的は本当に変わってしまった。梅ちゃんの目はそっちのけ、とまではいかないでしょうが、アシリパさんを「守りたい」とか「還したい」とか、当人の意思も聞かず行動し始めてしまいましたね。

「テイネポクナモシリにいくのは俺達だけでいい。」

テイネポクナモシリ。悪い熊がいくという、もう生まれ変わることができない場所、つまり地獄のことです。

意味深だけど、これは杉元の視点でしょうね。尾形をこのまま死なせてはならないのは、「聞き出したいことがある」のも確か。でも、アシリパさんの矢で死にかけているので、尾形にこのまま死なれるとアシリパさんが人を手にかけたことになってしまう。杉元はそれを阻止したい思いのほうが強いんじゃないでしょうか?

全てが終わったら尾形を自分の手で葬る?そういう意味での「テイネポクナモシリにいくのは俺達だけでいい。」ということなのか。

そもそも杉元も尾形も今まで数えきれないほど人を殺めてきて、すでに悪い熊ならぬ悪い人間なわけで。

そうすると杉元とアシリパさんの未来はつながりませんね。

最後の尾形のコマ、うっすら嗤ってるのがこわい。次号、嗤う、というか既に嗤っとるじゃん。普通に起きてるな。次回、何か始まる予感ですね。

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