ゴールデンカムイ271話「まだら模様の金貨」【本誌ネタバレ感想】良い神か、悪い神か。

ゴールデンカムイ 最新話ネタバレ感想 エンタメ
スポンサーリンク

ゴールデンカムイ最新話271話を読みました。

前回に続いてゾッとするやりとり。

ここにきてタイトル回収され、毛穴が開いた……。

ゴールデンカムイ最新話はヤンジャンの無料アプリヤンジャン!で発売日の0時からすぐに読むことができます。毎日ゴールドを貯めれば基本的に無料。また、待てない場合でも一話60ゴールド(60円)で読めます。

ネットに転がっている転載漫画を読むよりは、公式にお金を落としましょう(読者には無料でも、動画再生広告などでちゃんと公式に利益が出る仕組みです)。

\無料アプリをダウンロード/

ヤンジャン!アプリで読む

前回の感想はこちら↓

スポンサーリンク

本当の元凶は何か?


ゴールデンカムイ 24 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

前回、アシリパさんに「お前には父の罪を償う責任がある」と脅したうえで、鶴見中尉は北海道が「日本に帰属意識がある者」によって統治されるべきであると説きます。

なぜなら、パルチザンが目指す国家では大陸も含む(おそらく政府は大陸に置かれる)ため、ロシアにおさえられてしまえば樺太、北海道まで自動的にロシアのものになってしまう危険性がある。また、ウイルク・土方がめざす蝦夷共和国では、北海道アイヌだけでは国の維持が難しいため移民を募る→すると日本を敵視する者が入り込む危険性がある。という。

先祖からその国に住んで、暮らす人々を愛する者でなければならないと。そうじゃないと団結できないよ、というのが鶴見中尉の論理です。

ゴールデンカムイ

鶴見中尉によって、7人のアイヌはひとりの殺人鬼によってではなく、仲違いによって内側から崩壊し殺し合いになったことは語られました。皮肉にも、アイヌを守ろうと集まった人たちは、互いの文化のちょっとした差で諍いを起こしてしまった。

その象徴的なものとして今回鶴見中尉が取り出したのが、房太郎も持っていたあのアイヌの金貨です。鶴見中尉のものは、苫小牧で亡くなったアイヌの遺品だそう。

中尉が言うには、おそらくこの金貨はアイヌ独立国を思い描き、通貨のようなものとして作ってアイヌの結束を呼び掛けるものとして用いようとしたのではないか、と。

しかし、よく見ると金貨はまだら模様です。平太師匠が言っていたように、産地によって砂金の質は異なります。いろんな土地から集められた砂金を混ぜて作った金貨は、金の含有率が異なるため完全に交じり合うことなく一枚の金貨となった。これがひとつになろうとしてなりきれなかったアイヌを象徴するようだ、と言うのです。

で、さらに鶴見中尉は追い討ちをかけるように言います。アイヌの宝物には真鍮や鉄でつくられたものはあるが、黄金を使ったものはひとつもない、と。

アイヌにとってはもともと黄金など何の価値もないもので、むしろ砂金を掘るようになって川は濁るし、人は富を求めて殺し合うし、いいことなんかひとつもない。アイヌにとって金は禍の元でしかないのでは、という。

アイヌの考えではあらゆるものにカムイがいる。人の暮らしに役立つカムイもいれば、そうじゃないカムイもいる。黄金にカムイがいるとすればそれは災厄をもたらす悪い神ではないのか。言うなればそれはつまり、ゴールデンカムイ

ここでタイトル回収。

前回ウイルクの皮被って気が触れたようなふるまいをした人間とは思えない説得の仕方でぞわぞわしますね。

中尉にとってウイルクは憎む相手で、その娘であるアシリパさんにも完全に冷静に接するのは難しそうな感じだったのに、こう理路整然と語られては……。

前回ラストでは和人側のあんたがそれを言うか、と思いましたが、今回の中尉を見ると全部計算尽くなんだなあとわかります。

アイヌが昔から大切にしてきたもの、思想、暮らし、何もかも知った上で、つまり交渉相手のアシリパさんの立場になって説得を始めた。中尉はあたまがいい……。

ぜひとも尾形に模範的交渉術として教えてやりたい。

生きたまま己の皮まで剥いじゃうウイルクは本当に何考えてるかわからないし頭よすぎるし人生何回目だよ、と思いますが、鶴見中尉はそれに次いでやばいし頭がいい。

スポンサーリンク

折れる

金塊は禍の元だって、そんなこと1巻の時点ではっきりしてることなんですけど、「ゴールデンカムイ」ってなるほどそういう捉え方か~としみじみ感じ入ってしまいました。この金塊争奪戦を俯瞰してみるなんてきっと鶴見中尉にしかできなかっただろうし、鶴見中尉によるタイトル回収は納得。

しかし作中でタイトル回収されるとどうしても進撃の巨人のときのこと思い出しちゃいますね。ハンジさんの容赦のない追求。

さて、アシリパさんももちろん鶴見中尉の言うような金塊がもつ禍々しさは感じていました。が、はじまりの物語から分断・争いの連続だったと聞かされるとどうか。

どう、というか考える暇も与えられず、中尉は止めようとするソフィアの頭にウイルクの皮をかぶせて窒息させようとするわけで……。目の前で父親の皮を拷問の道具にされるって、いいかげんアシリパさん失神しても不思議ではない。

ソフィアもまさか愛する人の皮で殺されそうになるとはね、思わなかったでしょうね……。

これでアシリパさんはとうとう、暗号の鍵を教えてしまいます。

教会の外には多分有古がいて、ドアに手をかけたところ。ここに有古が投入されたとしてどう作用するんでしょう。まったく予想できない。

イポプテから中央へ鍵の情報が伝わる可能性もあるけど、それは有古が中尉に気づかれることなくこの場を切り抜けられたらの話で。

コメント